ギンバイカに秘められた英国王室のウエディングブーケ | 花楽のフラワーデザイン雑感

花楽のフラワーデザイン雑感

花の美しさ、花のおもしろさ、身近に花を飾る楽しさ。フローラルデザインの技法や文化そして歴史を、日々の花に触れる中から語っていきます。フラワーデザイン、花卉装飾、花の造形、薔薇、高山植物などなど。


テーマ:

ギンバイカに秘められた英国王室のウエディングブーケ


昨年の4月29日に行われた英国のウイリアム王子とキャサリン妃の結婚式は、記憶に新しいと思います。


ギンバイカの本題に入る前に、少しだけおさらいをしましょう。


キャサリン妃の持たれたウエディングブーケは、英国の伝統的なワイヤリングテクニックによるシールドシャープブーケ(通常はティアドロップブーケ)にまとめられたブーケでした。


花楽のフラワーデザイン雑感-キャサリン妃

















用いられた花材は5種類で、その象徴する意味もありました

スズラン(Lily-of-the-valley)--幸せの訪れReturn of happiness)

ヒゲナデシコ(Swee William)--勇敢(Gallantry)

ヒヤシンス(Hyacinth)--変わらない愛(Constancy of love)

アイビー(Ivy)--夫婦愛(Fidelity)

ギンバイカ(Myrtle)--結婚の象徴(the Emblem of marriage)

でした。


花楽のフラワーデザイン雑感-キャサリン

















ここからが本題です。ギンバイカにまつわる英国王室のお話しです。


1845年、ヴィクトリア女王は夫君のアルバート公の故郷であるドイツのゴータを訪問しました。

その時にアルバート公の祖母から、ギンバイカの小枝が入ったノーズゲイ(Nosegay)の花束を贈られたそうです。


ノーズゲイなかのギンバイカの小枝は、ヴィクトリア王女とアルバート公が自分たち家族の隠れ家として建てていたオズボーン・ハウスの壁際に植えられ大切に育てられました。


花楽のフラワーデザイン雑感













このオズボーン・ハウスのギンバイカは、1858年にヴィクトリア女王の長女(ヴィクトリア王女)の結婚式でのウエディングブーケに使われ、その後の英国王室の花嫁が持つウエディングブーケには必ず使われており、現在のエリザベス女王の1947年の結婚式の時にも使われています。


そうそう1981年のダイアナ元妃のウエディングブーケに使われた花材は、

オドントグロッサ(Odontglosum)、セルリア(Blushing Bride)、アマゾンリリー(Eucharis grandiflora)、アイビー(Ivy)、ギンバイカ(Myrtle)でした。


以上で、オレンジとミルテの花嫁飾りに関するお話しは、ひと区切りです。









花楽さんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス