人魚の眠る家
東野圭吾 幻冬舎 2015年 11月
人魚の眠る家
1,728円
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娘の小学校受験が終わったら離婚する。そう約束した仮面夫婦の二人。彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前だった。娘がプールで溺れた―。病院に駆けつけた二人を待っていたのは残酷な現実。そして医師からは、思いもよらない選択を迫られる。過酷な運命に苦悩する母親。その愛と狂気は成就するのか―。
何をもって死とするのか?
わあ、難しい問題だ。
自分だったらと考えても、答えが出ない。
急な我が子の死を受け入れられないで、
我が子を、手元においておきたい薫子の気持ちは、わかる。
それも、お金があるから、できることだろうけど・・・・・・
でもやはり、薫子のしていることは、世間では、受け入れられない行為だと思う。
自分中心で回りが見えていないように思った。
薫子の夫、両親、息子、妹、その子ども、家庭教師、などまわりの人々の気持ちにも触れることができてよかった。
脳死のことや臓器移植のこととか、ミステリーとはいえ、考えさせられる内容だった。
お気に入り度★★★★