相模原市民俗芸能大会

相模原市・民俗芸能大会お知らせが、広報に出ていました。副題に、農村の心を感じようふるさとさと、題して、有りました。もう、今年で43回目だというのに1度も見ていなかったのです。

主祭は、相模原市教育委員会。主管は相模原市民俗芸能保存協会で、市役所近くの、あじさい会館ホールで開かれました。

出し物は、藤野の村歌舞伎から新田名音頭までに7件でした。

パンフレットの説明を参考にしました。

 

藤野の村歌舞伎(市登録無形民俗文化財)

明治初期から昭和30年ころまで、旧藤野町の各地で農家の人々によって、盛んに行はれていたそうです。戦後の高度成長期と共に衰退してしまいました。近年有志が復活させようと、平成5年に「藤野歌舞伎保存会」が設立されたとの事です。

今回の題目は「白波五人男」でした。

 

 

 

上溝シャンソン

上溝地区で昭和初期に創られた。シャンソンです。有志が古い録音を探し出し、盆踊り風にアレンジして復活さえてそうです。

 

 

大島の獅子舞(県指定無形民俗文化財)

大島地区の諏訪神社の獅子舞で、文化文政年間(1804~1830)に奥多摩から伝えられたと、言われています。毎年8月下旬に、大島諏訪明神の例大祭で奉納されています。

 

 

 

 

大沼の土窯(どがま)つき唄(市登録無形民俗文化財)

雑木林で炭焼きの窯を作るときに、歌われた仕事唄です。ゆっくりしたテンポで、粘土を撞き固めながら歌ったそうです。毎年10月の地域のふるさと祭りで披露されるそうです。

 

 

 

麻溝のごぼう音頭

麻溝地区で戦後、ごぼう作りが盛んになりました。「麻溝ごぼう」と呼ばれていました。

ごぼうは深さ1m以上になるそうです。重労働との事でした。

 

 

上溝のぼうち唄(市登録民俗文化財)

ぼうち(棒うち)唄はクルリ棒(カラサオ)という道具で、麥や大豆を脱穀する際の仕事唄です。昭和初期まで、各地で歌われた仕事唄です。

 

 

新田名音頭(しんたなおんど)

田名地区は、水郷田名と呼ばれ、大山街道の渡し場として栄えました。料亭や屋形船で三味線で歌われたのが「新田名音頭」