ムーンダスト1.

今年も人気ですね。ムーンダスト。


いよいよ母の日が来ます。正直な所、母の日は本当に憂鬱です。どんなに万全な体制で挑んでも、その忙しさに思った接客が出来なかったり、商品の管理が行き届かなかったりします。


それでも、クレームを絶対に出さないように、今年もがんばります。


ゴールデンウイーク最中はズ~ーっト母の日の為の準備です。

今日は、お店の模様替えと、倉庫の掃除。そして、DM発行です。


現段階で、昨年の同時期より注文が多いので、今年も忙しくなりそうです。


さて、市場の話のつづきです。


北海道では、夏の間は地物が豊富に手に入るので、わざわざ地方の市場から買う必要はほとんどありません。


しかも、北海道産の切花は品質がとても良く、日持ちも抜群です。


ところが、冬になると逆転します。


ほとんどが本州産になりますので、札幌の市場が集める荷物に頼らざるを得ません。


昨年の年末はそのお陰で大パニックでした。


なんと吹雪のため飛行機が飛ばず、さらに列車事故も重なり、一番売れる時期に花の入荷がほとんど無かったのです。


ところが、東京の仲卸から直接買い付けた花店では、運送会社が違った為か、きちんと花が届いたそうです。


ここ最近は、荷物の延着が目立つようになって来ました。

これにより、市場の相場も変わってしまう事があります。


また、新聞にも記事が出ていましたが、送料がかかると言う理由で、北海道への出荷を減らし、東京へ出す生産者が増えていると言うのです。


今までは、札幌市から輸送に対する補助金が出ていたそうですが、それも打ち切りになったのも原因の一つと書かれていました。


市場は、品物が送ってこなくなるからもう少し高く買って!と言いますが、こればっかりは難しい話です。


なぜなら、僕たち花店はお客様の代理で花を仕入れているわけで(小売の部分)、売れる価格で花を仕入れなくてはいけません。


どうしても必要な花は別として、日ごろ飾るお花は、リーズナブルな物を求めます。すべての花に、生産流通のコストをオンするわけには行かないんです。もちろん、お客様にその内容が解るはずも無いのですが・・・。


つづく。