今週末は札幌の千両市です。


千両とはセンリョウ科センリョウ属で、別名クサンゴと言います。一応、木なんです。関東南部、千葉とか、館山が有名です。


このセンリョウは導管がないんです。仮導管というもので水を運ぶので、原始的な被子植物ではないかと言われています。


お正月には、その赤い実とネーミングから欠かせない物となっています。


しかもとっても長持ち。1ヶ月は平気でもちます。


さてさて、その千両ですが、花屋になってから一つの疑問がありました。それは、セリを行うときに、鎌小とか、鎌付け、とか言うものが出るんです。これってどういう意味か分かりませんでした。ほとんどの花屋さんはご存知とは思いますが、このブログをごらんの方にもお教えしますネ。


鎌小とは、作付け後2年目で収穫した千両を言います。そして、3年目の物を鎌付け4年目以降は成木となるので、それぞれ1級とか特とかランク付けされます。昔、鎌を使って収穫していたので、鎌を付けるに由来するようです。


成木も、初盛り、本盛りと切る時期により、呼び方が変わるそうです。


そんな千両の大市が、今週末の土曜日に開催されます。


今年は塩害(塩分が植物の表面に付着し、植物内の水分が外部に放出されて枯れる現象です。浸透圧によって塩分の濃い方に水分が吸収される原理によって起こり、海水の塩分が台風による強風などで吹き上げられた時に発生します)の影響も少ないようなので、良い千両が買えそうです。


暇なので、仕事中にブログを書くhanabito

でした。