北海道のほとんどの地域では、8月15日がお盆である。
しかも、本州と違って、彼岸より確実にお盆はお花が売れる。
年々、そのお盆にも変化が見られる。
まず大きな変化は、輸入マムの増加があげられる。
その中でも、マレーシア産のマムが急激に増えつつある。
知人の輸出会社を経営する人が言っていたが、今は中国が非常に経済豊かに成りつつあるが、
次はマレーシアが面白いと。
日本が行っている作業をマレーシアで行って、ある程度製品化されたものを輸入した方が効率もよい。
この事は花にもいえる事で、現在は切花を輸入しているが、もう一歩すすんで、花束になった物を輸入出来れば更に売上げが上がるかもしれない・・・。
自分で書いていて、これは行けるかも・・。と思う反面と、これはやばいかも・・。と思う二面性を秘めていることにチョットあせったりもする。
いずれにしても、お盆に市場に出回る花は、かなりのウエイトで輸入花が増えている事は事実だ。
仏花に入れるカーネーションは、その大半がコロンビア産である。
なぜこのように輸入花のウエイトが増えるのか?
その答えはいたって簡単。
価格が事前に決められている事と、入荷が安定していて、しかも確実に入るからだ。
国産の花は、ギリギリにならないと入荷数も価格もハッキリしない。だから結局セリで買うことが多い為、大手のパッカー(スーパー販売中心の花束制作会社)は事前に安定した価格で入荷数がきちんと決められる輸入花を買うわけだ。
今年はそういった輸入花がとても多く入荷される為、国産の切花の価格の低迷が目立つ。
特に菊やカーネーションは予想以上に安い。
おーーっと、 大変な事を思い出した。
まだ、お盆商戦のセリは行われていなかった。
明日月曜日がお盆セリのピークである。
さて、どうなる事やら。
ちなみに、当店ではまだお盆用の花は全く仕入していない。ギリギリで セリ と、WEB で購入する。
損 特 よりも、品質を重視した花売りをしたいと言うのが最大の理由だが、
仕入する量が少ないから、早くから購入する必要がないというのが本音かも・・。 (笑
この時期、祖先を大切にする地域は犯罪が少ないと、九州の警察署長が話していた事を思い出す。
確かに、仏花がよく売れる地域はそういった傾向があるようだ。
仏花を沢山売ることが日本の平和につながるのだから、全国の花屋さん、お盆頑張りましょうね!