†フェイク ラブ† -4ページ目

秘密

『いち、にぃ、さん、しぃ、、、、、4万かぁ…。』

薄暗い湿気の充満した部屋で、るうは背中を丸めて一人呟いた。


シングルサイズの軋むベッドの上で折り目のついた諭吉を4枚、ボーッと眺めていた。


『あたし何してんだろ…』
ひとつため息をついて、手元の4万をグシャッと握りしめた。



――その時

コンコン、とドアをノックする音がした。


るうは急いで握りしめていた金を、側にあった枕の下に隠した。



『るうちゃん、入るよ~』と言う店長の声を聞き、

るうが『あ、はい』と返事をするとすぐにドアが開いた。

心の闇

―――俺は今まで生きてきてあんな眼をする人間を見たのは初めてだった。










哀しみとか苦しみとか


憎しみとか

そんなんじゃない






まるで




すべてを諦めたような





からっぽな、眼―――。







俺は思わず、大きな声で叫んだ。



『るう!!』










少しの沈黙の後、るうは反応を示した。





『……え?』





『るう……?』


俺は意味もなく、また名前を呼ぶ。






『ようじ、どうしたの?』

るうは、ようじにいつもの笑顔を見せた。







『…いや、、、、、俺ちょっと呑み過ぎたみたいで…ごめん』



予想していた理由とは違ったが、結局ようじのシナリオ通りになった。




『そっか、じゃあ疲れただろうしそろそろ寝よっか』

そう言ってるうは何事もなかったかのように服を着た。









なんだったんだ…?


ようじは理解が出来ずにいた。





――るうの一瞬の心の闇を垣間見たようじは、動揺を隠せなかった。

ガチャッ。


『えへへ…やっぱスッピン見せるのって恥ずかしいね』
と、やや下向き加減でるうが部屋に戻ってきた。




『…………』


化粧を落としたるうの顔は、元々たいしてなかったメリハリが余計なくなってしまいその姿はオカメそのもので、ようじは思わず絶句してしまった。



『…ようじ?』



『…ん!?あ、ごめんごめん。眠気で頭がボーッとしてた』



そう言ってようじは再びベッドへ横たわり、両手を広げてるうを呼んだ。

『るう、おいで』



るうは戸惑いながらも、ゆっくりとようじの元へ行きようじの差し出す片方の左手を、そっと握った。



ようじはそのまま繋いだ手を強引に引き寄せ、るうの身体はあっというまにベッドへと乗った。













ようじは眼を瞑りながらひたすらるうを愛撫をした。




目を瞑ればなんてことない

小さく漏れる声なんか、高くていかにも女らしいじゃねーか。



徐々に勃起していくのが自分でもわかる。






そろそろいいか…。


挿入しようと、るうに声をかけようとしたその時。









―――――え………?