SEIMEIを感じた日

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久々の更新になってしまいました。

 

 

17日のフリー以降から

ブログもぱたりと 止まっていて…

書けず今日まで経っちゃいました。

 

でも、書く切っ掛けが出来たので

17日以降の事を書こうかと思います。

 

 

ちょっと重たい話ですが

大丈夫な方だけお読みください。

 

 

 

 

 

 

17日の男子フリー当日

私は実の父の看病をしていました。

 

入退院を繰り返しながら

色々と治療を試した父でしたが

効果が見られず

去年の暮れ、

医師から余命宣告を受けていたのです。

 

自分と父がいる実家は離れているので

週末に父の看病する為、泊まりで帰省する事が続きました。

 

 

 

フリーの当時は土曜日でもあり

私はいつもの様に父のいる 実家へ。

 

この日は父の様子がだいぶ良くないと

感じていたので

勝負が決まる大事なフリーの日でしたが

羽生くんの事は忘れようと

心臓バクバクさせながら努めていました。

 

 

そんな感じで家に着くと

父はテレビをつけていて、、、

 

それがフィギュアスケート男子フリー

 

 

ん!?

見れるものなら見たい!

と、内心思うが

 

 

でも、

ベット上にいる父が

痛い痛いが始まればテレビどこではありません。

実際に羽生くんの演技の時は看病をしていて

見れませんでした。

 

音は聞こえるから

何となく試合の様子を感じ

あっ羽生くん、もしかして優勝!?そんな感じでしたね。

 

 

テレビで何度も羽生くんの演技が流れていたので

父自身も演技が見たかったのもあり

落ち着いたところで

後から一緒にゆっくり見ました。

 

 

そしたら、父は

 

俺はソチの時は(羽生くんの演技を)なんとも

   思わなかったけど、

   今、自分がこの状態だからかなぁ…

   すごく感動するなぁ… 泣けるよ

 

と話しました。

父はスポーツ全般が好きなので

羽生くんのことも割かし知っていたようです。

私が羽生くんの事が好きなのは知らず 話し続けます。

 

 

(NHK杯) 怪我をしたまでは頭に入っていたけど…..

結弦ちゃんが頑張ったんだから

   俺も頑張らばらないといけないな

 

 

父からこんな言葉が聞けるなんて思ってもいなかったので

ちょっと、ビックリで。

しかも結弦ちゃん!?

意外~と思っていたら

父は昔話をして何か余韻に浸っていました。

 

浮腫んだ父の足をマッサージしながら

私は心の中で羽生くんにありがとうーーと

叫んでました。

今の父にとって、どれだけ有難い事かと…

抑えていた想いも込みあがり

優勝した喜びとで、私は胸が一杯に。

 

そんな私に父が聞いてる?って話しかけていたけど

全然聞いていませんでした。

 

 

だけど、私がふざけた笑みでウンウンと頷いてたら

それを見た父が

今日は随分、穏やかな顔をしてるな 」 と、

 

そう言ったのも

前回会った時に

私が子どもの事やら何やらで、

疲れがピークになっていたんですね。

 

それで、父は私の顔を見るなり

なんだその顔は!無理して来たな

   今日はもういい!早く帰れ 」 と言われてたんです。

 

 

元気付ける為に来てるのに

いっぱいいっぱいでどうすることも出来なく、

心配を掛けさせてしまった事に撃沈で。

 

それが、

今日は随分、穏やかな顔をしてるな

の一言が

もー、本当に嬉しかったんですよ。

 

その一言で疲れが一気に吹き飛びましたね~~

父が安心しているのが分かったから。

 

 

 

 

またまた

テレビからSEIMEIの曲が流れると

 

父が

結弦ちゃんの演技だ。見たい!

 

うん。私も!

で、また二人で結弦ちゃんの演技をゆっくり見ました。

 

 

 

まじまじ見ている私の横で、

父が羽生くんの演技について

また話し始めました。

 

ソチの時より、今の方が余裕があっていいんだよ

ほら、演技にゆとりがある 」 と父の解説

 

私も思わずうんうんと頷いてしまいました(笑)

 

 

 

他にも何か話していたけど、あまり聞き取れず

ただ、何回も言っていたのが

 

きれいだ、きれいだ… 」 の繰り返しの言葉

 

 

その言葉に私も頷きましたが

私が思っている「きれい」と

父がこの時に感じていた「きれい」は

きっと、違うだろうなぁ…と思いながら

色々な事を思い浮かべてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

その後、

フィギュア男子シングルのメダルセレモニーが始まり

この時も父の様子は落ち着いていた為

二人でテレビの前で、

 

 

羽生くんが掲げた日の丸を見ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

君が代

 

 

 

 

 

 

 

 

それを見ていた父が

君が代を聞かせてくれてありがとうと

 

 

 

呟いていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日も

テレビで平昌オリンピックを流しながら

父の看病をしていて、

 

今度はスピードスケートの小平奈緒選手が

500mで金を取りました。

 

 

おっ、これも凄い!と思い

 

寝ている父に私が

「小平選手が金だよ」と伝えましたが

 

 

 

父は

「・・・・・」

 

それに対しての返事はなく

 

 

 

 

沈黙続き

夜が明けた朝方

父は帰らぬ人となりました。

 

 

 

 

 

 

 

メダルセレモニーをテレビで見ていた時ですが

番組の最後の方で羽生くんのインタビューがありました。

 

 

そのインタビューが忘れられないのです….

 

修造さんが羽生くんに質問をする場面で

グリーンルームで優勝が決定した瞬間の流した涙について

あの涙はどんな思いかを質問され

それに対して羽生くんはこう答えました。

その時の内容を書き起こします。

 

「 生きていて良かったと思いました。

   いやー本当に、ここに至るまでに

   うん、

   思い返すと涙がでちゃうので、

   思い返さないですけど。

 

   しんどかったなって事が沢山あったし

   色んなものを捨ててきました。

   本当に色々なものをすべて

   この金メダルの為だけに、

   生きようって思ったんで。

   本当、こうやって、生きていて良かったと思うし。

 

   ねぇ、言ってみれば、ここで応援して下さる方々も

   今、生きているわけだし

   何か…そういうのって、

   素晴らしいなぁって思いました 

 

 

 

これを父と一緒に聞いていた私は

父が聞いているかと思い、

顔を覗き込みましたが目を閉じていたので

聞いていたかは分かりませんでした。

だけど、ここにいる私には

この事が父の為に言っているようにも思えてしまって…

 

 

目を閉じている父を見ながら

泣けてしょうがなかったです。

 

 

 

 

 

 

羽生くんを応援してきた私は

この平昌オリンピックのタイミングになぜこうなるのかなって…

羽生くんをただただ応援しようと今までやってきてたのに

皆と一緒に応援が出来ず、気持ち良くおめでとうが言えず

 

「自分って…」

 

そんな悲観的な気持ちにも、正直なっていました。

 

 

 

だけど、

後からだんだんと

 

 

もしかして、もの凄くいいタイミングに

遭遇させてもらえたのかもしれないと思えてきて

良かったのかなって。

死が一日早かったら…この思い出は無かったし。

 

それがちょっと不思議な感覚で…

 

 

 

以前、私は家族と羽生くんのバランスを取るのに

部屋に分けて気持ちの整理をした時がありました。

私の小さい部屋

 

 

大きい部屋を家族、小さい部屋を羽生くん

平昌までブログを辞めずに続けられたのも

この考があったからです。

ギリギリまで頑張って書いて、もう無理だと思ったら

その小さい部屋は閉じようと。

 

それがフリーの日になってしまったので

その部屋にカギをかけ、

自力で遮断しようと努めていたのですが....

 

 

 

 

それが、全然違ってましたね~

 

 

その小さいはずの部屋がその時

父と私、二人を繋いでくれて

とてつもない大きな空間に包まれているかのように

とっても穏やかな時間を過ごす事が出来たのです。

 

 

 

これは、

私が羽生くんが好きだから

勝手にそう思っているのかもしれません

だけど、冷静に考えても

 

そうでもなく

偶然でもなく

 

やはり、現実に最後に

いい思い出として残っているのです。

 

 

 

 

前から思っていた羽生くんっていう人

「生きる」の言葉をインタビューでも多く言っていましたが

羽生くんを見ていると「生きる」ではなく「生き抜く」 事を

教えてくれる人だなぁと思うのです。

 

理屈ではないところで人の心を動かし

何か大事な事を気づかしてくれる

そしてこの様な出来事までが起きてしまう....

 

 

 

見えないところで

どれだけの努力をしていたのかなぁ…とか

いつも、感謝を伝えてくれるけど

それは本物の感謝なんだなぁ…とか

 

表面では分かりづらい何かを

肌で感じたようにも思えました。

 

 

 

 

 

祝福したい中で、

読んでいて不快な気持ちにさせていたら、すみません。

書く事に躊躇しましたが

元来父は明るく、人を笑わす事が好きな人でした。

悲しむ方が父にとって望んでいない事なので

私は今、とっても前向きな気持ちでこれを書いています。

なので、ご理解をいただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

本当に

忘れられない平昌オリンピックになりました。

 

羽生くんには感謝しかないです。

 

 

 

 

 

 

父に

感動を与えてくれてありがとう

 

 

君が代を聞かせてくれてありがとう

 

 

 

 

 

 

あの時の素敵な演技

SEIMEIを見せてくれてありがとう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今更だけど

羽生くんの大きな夢が叶えられて良かったです。

 

 

 

優勝おめでとう

やっと言えましたーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

少しずつ戻ってきます。
いつも、読んで下さりありがとうございます。
写真は有難く使わせていただきました。