サービス接遇の講座で

「ホスピタリティ」のお話をします。

お客様の感動を呼ぶ、すなわち想像や期待を超えるサービスの心、

と説明しています。

 

そのようなサービスは、都会の洗練されたお店やホテルだけのもの

ではなく、お金をかけてプレゼントを用意したり、素敵な施設に変更

せずともできます。

一人一人の従業員さんがお客様に喜んでいただきたいと願っての、

何気ない言葉かけや、小さな行動でも十分伝わります。

 

先日熊本出張の折、昔ながらの佇まいの、大きな温泉ホテルで

宿泊しました。

こちらのフロントで、私は思いがけない感動に出会いました。

とても特別なお土産を買えたのです。

 

2泊3日の間、交通機関や食事場所の質問などで、フロントの方と

いろいろ会話する機会がありました。皆さんとても親切です。

 

私は甘いもの、あんこものが大好きです。
その土地には有名な和菓子がいくつかあります。

お土産売り場の担当も兼務しているフロントの方から、

自分のおやつ用に、その中の「灯籠最中」を買い求めました。

このホテルマンの方には、最中を

「さあ食べよう!」のとき、袋が全然開かない!えーん あるあるで、

ハサミをお借りもしました。

そんな中で、お土産和菓子愛を感じ取っていらしたのでしょう。

 

チェックアウトの時、そのフロントの方が、

「華様、これ・・・

お好きかと思って、ひとつ取り置きしておいたんですが・・・」

と小さな包みを見せてくれました。

 

それは、届くとすぐに売り切れるという人気の「山鹿ようかん」。

時間が合わず、外で探す時間もなく、

エレベーター横のポスターだけ眺め、諦めていたものです。

「え!山鹿ようかんあるんですか!ラブ 買います!!!」

「ああ、良かった・・・」

 

私は、「買いたい」とも「ないですね」とも口に出していませんでした。

二日ポスターを眺め、三日目思いがけず購入できた嬉しさで、

何だか子供のようにウキウキした気持ちになりましたおねがい

その方が、私を思い出して一包み取りに行かれたのだと思うと、

手の中の重みが、とても特別なものに感じられたのです。

 

自分のためだけに、気遣いを受けたときのお客様の気持ちドキドキ

いつも壇上で偉そうに話している講師ですが、

改めてこのフロントの方に体験をさせていただけて、とても幸せです。

 

山鹿温泉「富士ホテル」さん、ありがとうございました。