おはようございます。
過去ログ【他の犬にオヤツを与えるその真意と弊害】でもご紹介しましたが、週末に行く大きな公園でお散歩している方の中で、通りすがりに少しお話をしただけでハナに対し…
まるで
名刺代わりにオヤツを渡そうとする。
なに?㈱オヤツ倶楽部という会社の社員なの…?
まるで
メーカーの方がサンプルを推してくるかの様ですが…
まじでこわい。
固辞させて頂きました
相手に対して明確でいながら、咄嗟に角が立たないお断りの文言を考えておかないといけないなぁと思いました
・・・・・・・・・・・
たかがオヤツなので、本来目くじらを立てる必要はないかもしれません。
昔は私もウェルカムでよく貰っていましたが、食べ物によって犬に与える影響や犬の心理をよく意識するようになってから「与える人の器量次第で犬の態度がかなり変わる」と認識したので、私自身も他の犬に与える事は”人馴れしてなくて困る(馴化訓練目的)”以外は、与えないようになりました。
ここで私が思う”こわい”は具体的には何かというと
初対面の犬へのファーストコンタクトから、いきなりオヤツを与えるという安直な姿勢
いかにオヤツに頼ったコミュニケーションをしているかが明白なので、正直、こういうのはサッサと遠ざかりたい気持ちである。※細かい話ですとアレルギーの確認やら、既往歴やら、実は確認するのが相手への配慮ではありますが…まあそこは割愛しよう。
このオヤツ倶楽部の特徴は以下である。
・連れられている飼い犬が体重5kg以下の超小型犬種(愛玩犬種)、もしくはプレシニア/シニア。
・愛犬と共に楽しむ類の提供ツール(提供姿勢)を持っていない、そうした習慣がそもそもない。
・どんな犬にも自分目線で接し、自分の期待と反する結果や反応の場合、不自然に態度がよそよそしくなったりする。
・年配女性(50代後半~70代以上)に多い。犬を連れてない近所の年配男性なども倶楽部員である。
観察していて感じ取れるのは
・オヤツを与えて犬に喜んでもらいたいという熱が高い
・それが生きがいの様になり、さらに周りも習慣化している
・実際の犬は「喜ぶ」を通り越した「高揚状態」なのだが、派手で分かり易い反応が日常になっている
他人様それぞれなので敢えて書かなくてもイイ事だが、ご自分の欲が強いんだろうな…と引いてしまう。
利口な犬や飼い主に忠実な犬は
与える人のオヤツを貰えれば、犬にとってその人は用済みで犬の喜びなんて瞬間で終わる
私はこれを見ているので、オヤツを与えて犬がその時に喜ぶだけでは何も感じない。自分を好きで寄って来ている訳ではなく、オヤツ目的だというのに気づくとまあ…虚しいものです
こうした現実を見ないと、自分の犬に留まらず他の犬にも延々とオヤツを与える様になります。結局は自己満足に過ぎず、常にそれを望んでいるから常態化していて止められません。
オヤツがあろうが無かろうが、犬から敬意と好意を集められるかはその人の犬への振舞いや持っているエネルギー次第ですし、いくらかその犬の性格やニーズも影響する。
”食べ物”というのは、時に犬の意識を傀儡の様にする…とても強力な道具になり得るのに気付く事自体がなかなか難しい事なのかもしれない。
だから安易に扱い、名刺代わりに他の犬に即与えるというのはまさにその典型ではないでしょうか。
私が今回考えた明確でいながら、それでいて角が立たないお断りの文言は
「コイツ(ハナ)はムチャクチャアレルギー持ちなので、遠慮させて頂けますか?」
実際使ってみたが、なかなかイイ感じである。
実際、いつ開封したか分からない添加物だらけの市販品を持っている方も当然いるので、一律拒否してしまった方が気が楽である。(ハナは欲しがるのだけれど)
ハナは自分に甘い態度の相手は即座に見抜くので、私もリードを引っ張られて大抵辟易とします。
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ただ、こうしたオヤツの名刺渡しやオヤツ倶楽部にはプラスの面もある事を最後に。
・他人(家族以外の人間全般)との交流に不慣れな犬
・臆病で人間の挙動に過剰に反応してしまう犬
パピー~若犬・保護犬等にとっては馴化には有効な環境にもなるし、自然と”オヤツ”という楽しい経験と他の犬との交流が合わさる事で、正の学習効果をもたらしてくれるという一面がある。
愛犬にそうした馴れが必要であるならば、オヤツ倶楽部の効果は高いと思います。
ではこのへんで
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