ふとしたことがキッカケで
わたしはいつも目的だけで
まわりが見えていなかったと気づく。
子どもの頃からの馴染みの場所なのに
何十年も何度も行ったことがある場所なのに
きっと有名な建物なのだけれど
ピンとこなかった。
常にゆとりがなく
冒険してみようという気もなかったんだな。
そして、わたしに対して
気遣ってくれている
一番近くにいる人の
おもいまでも気づかなかった。
パパさんとらったん。
病気が複数出た時に
ちっとも心配してくれないと
地元クラブのヨガの先生に
愚痴をこぼしていました。
すると、先生は「優しいご主人じゃないですか」
と言いました。
心配しているように見せないことが
優しさだと仰っていました。
らったんは、起きているときの
殆ど、わたしを見ています。
わたしが何かに夢中でも
その夢中なわたしの姿を
黙って見ています。
泣いていると近づいて来て
手を舐めてくれます。
二日間殆ど寝て過ごしましたが
心も体も休まったのか
ありがとうと、ごめんねという
おもいで涙が出てきます。
久々にテレビを観ていましたが
ジッとわたしを見ている
らったんを見てテレビを消しました。
そして、らったんに
ありがとうを沢山言いました。
何故だか涙が止まりません。
どうしちゃったのかな。

