先週は疲労がたまって起きられず空手を休んでしまいましたが、今週はなんとか目が覚めてくれました。
土曜日は、昼クラスと夕方クラスと2回も稽古がある日。
平日は空手は無理な状況なので、“稽古溜め”をするにはこの土曜2クラスを活用するしかありません。わが身に鞭打ち、両方とも参加してきました。

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昼クラスは、実は30分ほど遅刻したので、空突き・空蹴りのコンビネーション稽古とミット打ちのみの参加。
2週間ぶりの稽古なのに、「今年は茶帯は無条件に前に出てください」という先生の方針のせいで見本ポジションへ。体が動いてくれるか心配でしたが、ストレート系のパンチを中心とした基本的なメニューだったので助かりました。

それにもしても、前に出て色帯の人たちの動きを見て思ったのですが、皆あまり腰が回っていませんね。
右ストレートを打つときに、右の腰骨が左の腰骨より前に来ていない。それでも右手を前に出そうとして右脇を懸命に伸ばしている人も。
先生は「帯が左右に振れるくらいに腰を回してください」と言っているのですが、なかなか伝わっていないようです。

ところがその後でミット打ちでストレートの打ち込みをやってみると、十分に、とはまではいかないものの、ある程度は)腰が回っている人が多い(笑)。
私と組んでミット打ちをしたオーストラリア人のHさんも、入門してまだ2週間なのに、結構ちゃんと“ヒップ・ターン”をしていました。
やっぱり対象物があると、自然と合理的な動きになっていくのでしょうか。

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夕方クラスは、色帯参加禁止の茶~黒帯のみのクラス。
回数の多い基本稽古
延々続く移動稽古(前屈立ち+後屈立ち)
「ナンバーシステム」でのコンビネーション稽古
延々続くマススパー
補強
というメニュー。
1時間30分たっぷり動きましたが、ミット打ちが無いせいか、スタミナ的にはあまりキツさを感じませんでした。

しかし、コンビネーション稽古のあたりから、ある問題が。
それが、ヌルヌル状態の床。

夕方クラスのスタジオは、床が木ではないので、汗が溜まって次第にヌルヌルになっていくのです。
しかも、移動稽古の往復をひたすら繰り返したせいか、隅から隅まで満遍なくヌルヌルです。
ナンバーシステムのコンビネーション稽古でも、マススパーでも、ツルッ、ツルッ。次第にステップがスローになり、蹴りも低い蹴り中心になってしまいました。

これじゃあ、いくらなんでも稽古にならない・・・そんな雰囲気が漂ったとき、先生の判断は、
「悪い条件でも、その条件に合わせて動いてください。足場が悪いときは、腰を落としてください。そのための伝統的な腰を落とした移動稽古があるんです」

そ、そうきますか!
結果的に、腰を落として動くことで、確かにツルッ、ツルッは減りました。高い蹴りも、バランスを意識すれば、床がヌルヌルでも結構蹴れることも分かってきました。
そういう意味では、こういう条件下での稽古も勉強になりますね。
(「空手バカ一代」でも、油床地獄で、百人組手するという試練がありましたね・・・)

しかし、毎回これではいつか事故が起きるかもしれません。
先生、今回は頑張りましたが、次回以降はヌルヌル対策もお願いします。

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2クラス合わせて3時間。いい汗流しました。
これで悔いなく、明日の休日出勤に挑めます。押忍。