【最期の仕事】by Saki
勘違いによって堕天使になってしまった主人公が、最期の仕事で愛している人間たちに「今から人間が滅ぶ」ということを伝える。複雑な心情を描いた作品です。
天使の絵だったステンドグラスは割れて、悪魔のツノと羽になっています。
色彩心理学の怒りの赤、悲しみの青、不安の灰色と黒、神秘の紫を使いました。
「悲しみがまとわりつく」なので、リボンは青です。
さき「これね、イラストグランプリに出した作品。水彩とアクリルを使って描いたの。コピックは使ってない。コピックだと彩度が高くて、色がバキッとしちゃうから。彩度を落としたかったし、絵の具でないとできない表現を使いたかったの」
ひろじ「オリジナルの物語っていいね。昔の絵画だと、よく知られている神話なんかの一場面を描くけど。色彩心理学は、ホワグラ(*)から?」
さき「ううん。ネットで調べた」
ひろじ「便利な時代だねえ」
さき「お父さんも、何か載せなよ」
ひろじ「うーんと・・・じゃあ・・・」
(*)さきとの会話によく登場する「ホワグラ」はクトゥルフ神話TRPGの川犬さんのオリジナルシナリオ「ホワイトブラッククリスマス」の略称です。そういう略称をするなら、ぼくの「ミオくんと何でも科学探求隊」は「ミオ探」にでもなるんでしょうか・・・
さき「あっ、これ、ときどきコンピューターで仕上げをしていたマンガだ」
ひろじ「うん。『夏の王国』final版のロゴ。フォトショップで作ってみたんだけど・・・」
さき「なんか、真夏って感じだね」
ひろじ「やった。でも、どうやって作ったか、もう覚えてないな」
さき「ロゴの色って、緑一色じゃないね。なんか、村があって、葉っぱが集まってるみたいに見える」
ひろじ「それを狙ったんだ。そう見えたんなら、うれしいよ」
さき「もう、できたの?」
ひろじ「いやあ、それがまだでね。あれを描いたりこれを描いたりで、どれもあまり進んでいないんだ。完成してからじゃないと載せるのはやだな、と思っていたけど、ちょっと方針転換。今年はやるぞ〜って自分の気持ちを上げるために、ここに作成中のものを少し、紹介しようかな、と・・・」
さき「いいんじゃない?」
さき「このマンガ、昔、別のブログで連載していたっけ? なんか、前に聞いたことがあるような」
ひろじ「すごく前だけど、アメブロを始める前に、別のプロバイダのブログで、将来、作品をウェブ公開する練習をしたいなと思って、ブログに何回か連載した。これは、それを完成作として、編集し直したものだよ。キャラの顔も、結構手直ししたし、ページのコマ構成とかも、大幅に変更した。一番大きな変更は、カラー版にしたことかな」
さき「それは、思い切ったね」
ひろじ「うん。最初のバージョンと同じ、モノクロ版で描こうかと、最初は考えていたんだけどね。タイトルだけ気合を入れてカラー、というのも、どうかなと思って・・・」
さき「前に一度、マンガのコマを載せていたよね。あれ、どんな記事だったかな」
ひろじ「これかな。リアル『夏の王国』〜自然と文明とエアコントラブル。数年前に、エアコンが植物で壊れたときの記事だ」
さき「カラーでマンガ描くのって、大変じゃない? わたし、イラスト一枚でも大変だけど」
ひろじ「さきほど色にこだわらないからね。だから、新しいクリップスタジオじゃなく、古いコミックスタジオを使っている。クリップスタジオだと色原稿を描くの、高機能だから、ぼくの描き方だと大変なことになるなと思ってね」
さき「他の作品も、できたら見せてね」
ひろじ「今年は、いろいろ、がんばりますっ」
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