4月30日から2ヶ月近くブログを更新していなかったことに驚きました。5月~6月に何が忙しかったかが思い出せないけど何だかずっとバタバタしてました。そして今日は久しぶりの美術館デー。昨日は遅かったのにもかかわらず、朝6時に目が覚めて、家事をテキパキとこなして、9時半には江戸博のある両国にいたというのは私にとって快挙です。

まず江戸博でファインバーグ・コレクション展で江戸絵画を堪能。酒井抱一の《十二ヶ月花鳥図》を観て、絵は描かないところが大事という言葉が頭の中をぐるぐる回りました。素晴らしいなぁ。余白の絶妙さがたまらないです。呉春の《雪月花図》・・・観たかったなぁ。展示替え後だったので、残念ながら観ることができませんでした。展覧会は始まったらすぐに行くという鉄則を守れないとこうなります。

さて、気を取り直して新国立で行われている「一角獣と貴婦人」へ・・・これまた素晴らしい。想像以上でした。まず観て、その後タピスリーの解説映像を観て、また観ると面白さ倍増です。解説映像は今まで観たことのある解説映像とは違い、6枚の図像比較をしているので、こういう見方もあるのか~と発見が沢山あると思います。7月15日までなのでお見逃しなきよう・・・

hamasanの美術漬け日記
近所のパン屋さんのかぼちゃプリン。滅多に買えないので今日はラッキーです。これを食べて明日も頑張ります!
親知らずを抜いたせいで、何だか低調子。でも引きこもってばかりじゃいけないと、家から歩いて行ける近美へ行ってみることに。今開催されているベーコン展は、ポスターが怖いからあまり気が進まないなあと思っていたけど、実際に作品と向き合ってみると、低い自分の調子と、ベーコンの表現する怖い世界が案外合っているような気がして悪くなかったです。怖いけど落ち着くというかなんと言うか、不思議な絵だなぁと思って観ました。

hamasanの美術漬け日記
近美の中のお気に入りの場所からの眺め。座っていると心地よくて眠たくなります。

久しぶりに美術展に行きました。やっぱりいいなぁ。美術館は。。。日頃のストレスがすーーーっつと抜けていく感じがしました。
行ってきたのは「ラファエロ展」です。大公の聖母は期待していたよりずっと素敵でしたが、今回最も気になったのがラファエロが版画家マルカントニオ・ライモンディ と共同作業で制作した版画です。「パリスの審判」は繊細で美しいエングレービングでした。ラファエロ展で版画の前にかじりついていたのは私くらいでしょうか。ラファエロと版画について書いた本などがあれば探して読んでみたいと思います。版画を観たらイタリアルネサンスについて勉強する意欲も少し沸いてきました。
ラファエロ展は6月2日まで。もう一度行けるといいな。