太陽が沈み、
昼から夜へと切り替わる
狭間のマジックアワー
日が照りつける日中は
隠れているものが
密やかに活動を始める
そんな予感に
満ちた時間帯です。
階段ピラミッドへの入り口
これはお昼に撮影したもの
この門をくぐって中へ入ります。
これは
「周壁」というもので
ピラミッドや
併設された神殿の周りを
ぐるりと囲う壁。
王や高位の神官などしか
この周壁の向こうへは
入れなかったそうです。
この周壁
イラクのメソポタミア地方にある
シュメール文明の遺跡
ジッグラト
に似ていませんか？👇
ジッグラト
このジェセル王のピラミッドは
宰相イムホテプが
設計したのですが
イムホテプの持つ
知恵と知識は
当時のエジプトの技術を
遥かに凌駕するものだったため
メソポタミア出身という
説があるそうです。
古代メソポタミア
つまりシュメール・・・！！
イムホテプがシュメール出身であれば
周壁がジッグラトに似ているのも
納得できますね！
イムホテプという人物は、
謎多き人物なのですが
かなり興味深い存在
宰相でありつつ
太陽神ラーの神官でもあり
これだけでも
凄いのに
さらに！
書記
建築家⛑
詩人📗
数学者
天文学者
医師
・
・
・
など様々な分野で
優れた才能を発揮した
マルチ人間なのです
その当時の各分野における
技術上の進歩は
イムホテプの非凡な才能に
よるところが大きく
当代一の天才✨
と言われ、
医術・錬金術・芸術を生み出した
トト神✨の知恵を
受け継いだ人物
とされたそうです
そして後年、
ファラオ以外で唯一
神とされた人物です
凄ーーーーいっ！！
まさに
パーフェクトヒューマン✨
そんなイムホテプの偉業に思いを馳せつつ
周壁の門をくぐると
そこには柱廊が。
この柱廊の柱は
パピルスを象ったものだそう。
ピラミッド複合体なので
様々な建物が併設されています。
黄昏時
黄金色に染まる階段ピラミッド
左は真っ黒のワンちゃん
一匹だけずっと着いてきました〜。
アヌビス神かな？
黄金色に輝くピラミッド
美しい〜
ワンちゃんがずっとそばに
みんなが壁の前に
集まっているのは
壁に開いた穴を覗くため。
ガイドさんがスマホのライトで
中を照らしてくれています。
この穴を除くと
中にはなんと！
ジェセル王の座像が
安置されています。
でも実はこれはレプリカ
本物はカイロ博物館に
展示されています。
こちらが本物↓
もの凄いエネルギーを
発してますね。
この緑色のタイル、ちょっと
覚えておいてくださいね〜！
ジェセル王の像は
小部屋の中で
二つの穴に向き合うように
安置されています。
王の視線の
先にあるもの・・・
それは北極星✨
当時、約4600年前の
北極星はトゥバン
りゅう座のアルファ星です。
北極星は時代によって変わります
国立天文台HP「黄道の極を中心とした極軸の軌跡の概略」
クフ王の大ピラミッドの
王の間にある
北に伸びる通気孔（シャフト）も
北極星（トゥバン）を指しています。
ちなみに南に伸びるシャフトは
オリオン座の３つ星の中で
もっとも明るいアルニタクを
指しているそうです。
天文研究家の
浅田英夫先生のコラム
「星の歳時記」を
参考にさせていただきました。
とても素晴らしくて
興味深い記事が満載です！
ぜひご覧ください
💛
暮れてきました。
日が暮れて真っ暗になってきました。
ここから入ります。
ジェセル王のピラミッドは
地下へ潜っていくタイプ
ここはかなり垂直な
階段でした
階段を降りたり
登ったりと
迷宮のようなピラミッドです。
中はまるで迷宮のようで
これはガイドさんがいないと
絶対に迷うレベル。。。
どこまで続くのか・・・
私たちが歩いたのは
ほんの一部だけでした。
壁のあちこちに
水晶が光っています✨
水晶の洞窟の中に入り
シンとした感覚に
満たされる、
そして浄化される
そんな感じです。
例えると水晶浴？している
ような心地よさでした。
こちらは世界最古のタイル
ファイアンス
現在、タイルはほとんど
剥がされていますが
（そして世界中に散らばっているらしい）
かつてはこの
ピラミッド通路の
あちこちに
びっしり貼られていたことが
分かります。
壮観だったでしょうね✨
こちらの壁面にもタイルが
貼られていたことが
分かります。
これを復元したものが
上の方でご紹介した
カイロ博物館で展示されている
本物のジェセル王の座像の
後ろに展示してあるものです。
これはジェセル王
ライオン狩りに行く様子
ライオン狩りは
王の力が衰えていないことを
証明するために
２０年だかに１度しないと
いけない
命懸けの重要イベント
だったそうです。
王様も大変ですね・・・。
迷路を降りたり
登ったりして・・・
着きました！！
ジェセル王の玄室です。
でっかい！！
圧倒されまくりです
そして
すごく気持ちいい〜！！
もちろん畏怖の感情も
ありますが
とにかく
気持ちがよいし
うまく言えませんが
次元がいくつも
重なっている感じ。
