萩を刈る一個の固き頭かな

 生い茂った萩を刈っている、その頭部だけが忙しく動いているのが見えるという景。固き頭は、年頃や風情も推して分かるという具合。

 萩を刈るはシュウ・ガイと読んで、終、憤。
 一個はイツ・コと読んで、逸、個。
 固き頭はコ・トウと読んで、個、悼。
☆終(命のおわり)の慨(なげき)が逸(隠れている)。
 個個(一人一人)の悼(死を悲しむ)。

 萩を刈るはシュウ・ガイと読んで、就、我意。
 一個はイツ・コと読んで、逸、此。
 固き頭はコ・トウと読んで、拠、問う。
☆就(成しとげた)我意が逸(隠れている)。
 此の拠(よりどころ)は、問うことである。