あわれな虫けらにすぎない夜の蛾だって、夜があけたら、どこか目だたない片隅をさがしだして、はいつくばり、できることならどこかに消えてしまいたいとおもいながらも、それができなくて悲しんでいるのではありませんか。

☆哀れな生き物である夜の蛾も陽がのぼるころには、片隅でじっとしている。全く好んで消えてしまうものかも知れない。しかし、不運にもそれすらできないでいる。