「先生、それはうそでございます。先生は毎日あんなに上手にみんなの病気をなほしておいでになるではありませんか。」
「何のことだかわからんね。」
「だって先生先生のおかげで、兎さんのおばあさんもなほりましたし狸さんのお父さんもなほりましたしあんな意地悪のみゝづくまでなほしていたゞいたのにこの子ばかりお助けをいたゞけないとはあんまり情けないことでございます。」
☆千(たくさん)の章(文章)は、専(ひたすら)照(あまねく光が当たる=平等)を毎(そのたびごと)に加(その上に重ねている)。
照(あまねく光が当たる=平等)の趣(ねらい)を描く記であり、化(教え導くこと)を選んだ章(文章)である。
図りごとの理(筋道)は普く異(別)の字で和(調子を合わせた)詞(言葉)で叙(述べる)のを常としている。