『同族意識 』
質を違え倒立した魚(魚類)、遠く巨きな球体がありその傍らに人が二人小さく描かれている。
水平線の位置からすると魚は手前に描かれている以上に巨大かもしれない。
条理は水平線にあり、それ以外のバランスは奇妙に条理を外している。
これを以て『同族意識』とタイトルする。
球体は《真理》、倒立の魚は《非・真理》の象徴か。
正否一体の同居、《存在》はあらゆる不条理、条理を含めて肯定する。世界の混乱は鏡であり、すべては我が同族であると、静謐な画面は教えている。
写真は『ReneMagritte』展覧会カタログより