物価高騰をプーチン大統領のせいにするバイデン大統領
本日はパリのエッフェル塔が公開された記念日です。
フランス革命100周年にあたる1889年、今から133年前のこと。
先日、マクロン大統領が再選の勝利演説を行った場所です。
名前の由来は設計、建築を手がけたアレクサンド・エッフェルにちなんだもの。
塔頂からの見晴らしの良さは抜群です。
とはいえ、1939年、ドイツ軍がパリ入城と同時に、エッフェル塔のエレベーターが故障してしまいました。
そのため、塔頂まで歩いて昇ろうとしたヒトラーも、疲れてしまい途中で諦めたそうです。
閑話休題。
マクロン大統領にあやかり、再選を目指そうとするバイデン大統領ですが、前途多難となっています。
ロシアへの経済制裁の旗振り役を演じているのですが、国民からの支持を得ることができていません。
アメリカ国内のインフレは急速に悪化し、原油は33%、天然ガスは65%、小麦は33%と軒並み価格が上昇し、国民生活を圧迫しているからです。
バイデン大統領曰く「悪いのはプーチンだ。あいつのせいで、全ての物価が上がってしまった」。
要は、ロシアのウクライナへの軍事侵攻が「物価上昇40%の根源」というわけです。
確かに、そうした側面は否定できませんが、インフレ傾向はウクライナ戦争のはるか以前から顕在化していました。
いまさら「プーチン責任論」を振りかざしても、国民からはそっぽを向かれ、「ウクライナよりアメリカ国内問題にもっと力を注いでほしい」という要求が高まっているわけです。
これまでバイデン大統領を支えてきた「ディープレディ」ことジル夫人もお手上げ気味。
実は、夫への再選キャンペーンの一助になればとの期待を込めて出版された『ジル:ファーストレディの伝記』は発売開始2週間で実売250部という史上最低記録を更新中です。
ディープレディの神通力も失われつつあり、アメリカの衰退を象徴しているとしか思えません。
近く来日予定のバイデン大統領ですが、周囲は失言防止に神経を尖らせています。
なにしろ、最近はジル夫人のことを「副大統領」と呼びかけ、カマラ・ハリス副大統領と混同しているほどですから。
先に韓国を訪問してから日本に来るため、直前に会ったユン新大統領と岸田首相を取り違えないかと心配する声も聞かれます。
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