コロナ拡大の裏で大儲けを重ねる億万長者の面々 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

コロナ拡大の裏で大儲けを重ねる億万長者の面々

1895年の11月8日、レントゲンは放電管を使った実験中に偶然、非常に浸透力の高い未知の放射線を発見しました。


「未知のもの」という意味のある「X」を使って「X線」と命名したわけです。
 

この発見により、1901年、レントゲンは初のノーベル物理学賞を受賞しました。
 

ところで、「X」といえば、イーロン・マスクが息子に付けた名前です。
 

 

いまや電気自動車「テスラ」の株価上昇で、世界1の大富豪になりました。
 

この10月の時点で彼の個人資産は2090億ドルを突破。
 

アマゾンのジェフ・ベゾスやマイクロソフトのビル・ゲイツを大きく引き離してのこと。
 

但し、ベゾスは離婚した元妻に贈与した資産を加えれば、いまだに世界1の大金持ちだったのですが。
 

 

いずれにせよ、「フォーブス」誌の調査によれば、アメリカでは2020年3月から2021年10月までの間に億万長者(ビリオネア)の数は614人から745人に増え、彼らの資産は3兆ドルから5兆ドルへと膨らんだのです。
 

この金額はアメリカ国民の半数が所有する資産の合計をはるかに上回っています。
 

コロナ・パンデミックの期間中、アメリカでは8900万人が職を失い、4500万人が感染し、80万人近くが命を失ったのですが、大富豪たちはこの世の春を謳歌しているようです。
 

貧富の格差が拡大し続ける「分断国家」アメリカを象徴しています。
 

しかも、こうしたビリオネアたちの大半は税金をほとんで払っていません。
 

バイデン大統領は国民や議会からの突き上げを受け、富裕層への課税方法を考えると言ってはいますが、どうなることやら。
 

実は、そうした動きに真っ先に反対の狼煙を上げたのはマスクです。
 

マスクの言い分は「政府の税金の使い方に問題がある。困ったら課税するというなら、国外脱出を考えざるを得ない」ということ。
 

しかし、「テスラ」にしても宇宙ロケットの「スペースX」にしても、マスクの会社は政府から多額の開発支援金を受け取っているのです。
 

 

貧しくなる一方の国民からの税金で事業の基盤を作りながら、「収益は課税逃れ」というのでは早晩、大きなしっぺ返しが来るに違いありません。


 

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