デング熱より1000倍恐ろしいエボラ出血熱 | 浜田和幸オフィシャルブログ Powered by Ameba

デング熱より1000倍恐ろしいエボラ出血熱

デング熱の国内感染が広がっています。


先日行われたベトナム独立記念日の式典にて、フン大使から案内のあった「ベトナム・フェスティバル」(9月13日、14日予定)も代々木公園を会場としていたため、早々に中止が決定。




ベトナムの伝統芸能である「水上人形劇」が初めて日本で披露されるということで、大勢の来場者が期待されていたのですが、残念なことです。


この週末、代々木公園や明治神宮の周辺を回ってみましたが、お祭り行事への参加者はやはり少なめでした。


しかし、訪れている人達は半そで姿も多く、それほど警戒している風には見えません。


それでも、隣接する新宿御苑も閉鎖されることに。


さすが用心深い日本の役所ならではの素早い対応です。


それに比べると、西アフリカで発生したエボラ出血熱は危機的様相を深めており、世界保健機関(WHO)でも半ばお手上げ状態のようです。

既に死者は2000人を突破。


日本の富士フィルムが開発した特効薬があるとはいうものの、臨床実験はこれから。


認可がおり、患者に投与されるのは早くとも年明けになる模様。

問題はデング熱と違い、致死率が極めて高いこと。


しかも、アフリカ大陸からヨーロッパや北米大陸にまで感染が拡大する恐れが出てきたようです。




オバマ大統領は「空気感染しないから、過度の心配はしないように」と言いながら、「このままではウィルスの変種が生まれ、世界各地に広がりかねない。そうなればアメリカも深刻な事態に遭遇する」と警戒宣言。


実は、アフリカ系住民の多いアメリカではアフリカから野生動物の肉が合法、非合法に大量に運び込まれています。


そこから感染が一気に拡大するのではとの懸念があるのです。


厳重な検疫体制が望まれますが、現状のままでは、「いつ防波堤が破られるかは時間の問題」との指摘も。


史上最悪と言われるエボラ・ウィルスの猛威に対し、日本も防御体制を強化しておかねばなりません。