ブルックリン 上京物語 | ネオンの明かり

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2016年日本公開 アイルランド イギリス カナダ合作

シアーシャ・ローナン主演(当時21歳) 1950年代のアイルランドの田舎町からニューヨーク・ブルックリンへ移り、描いたドラマ映画です。

アイルランド南東のエニスコーシー(https://goo.gl/maps/UGJhSkL9N4A2)という街。母親と姉の3人で慎ましく暮らしています。主人公エイリシュは雑貨・食料品店で働いています。店の女主人は意固地な上に底意地が悪く、働いていても充実感がない。閉鎖的な田舎街では、素敵な恋にも出会えず、誰がどこで何をしていても筒抜け。そんな生活から抜け出すため、アメリカへ行くことを決意するところから始まります。

 

ブルックリンに来たばかりのころはアイルランドカラーである緑のコートを着ている事が多かったが...


ブルックリンではクリントン・ヒル

(https://goo.gl/maps/4xgbDKWD11n)のあたりで女子寮に住むが、都会で洗練された先輩達となじめない。紹介されたデパートで働くことになるが、裕福な婦人客に上手く接客が出来ない。カフェではイングランド訛りをなじられ。そして家族から送られた手紙を読んでホームシックにかかります。大好きな姉からの手紙には、あなたの出来事すべてを伝えて欲しい。手紙が200ページになろうとも母にはそれが必要だと書いてありました。

 

デパート売り場の雰囲気はこんな感じ。

 

周囲のいたわりを受けつつ、簿記の勉強に励むようになり少しづつたくましくなっていくエイリシュ。週末に寮内の女性とダンスホールに行くのですが、そこでイタリア人の青年と出会います。ほがらかだけど一途な面を持つ彼の登場は、エイリシュのストイックな気持ちを次第にほぐしてゆきます。彼と会うたびに綺麗になっいくエイリシュでした。

トニー(エモリー・コーエン) 劇中ではエイリシュに素敵な言葉をいくつもかけます。

 

ここまでは、よくあるお話ですが、ここから先がこの作品のオリジナリティとも言えます。ので書きません。

感想は、観て良かったです。また観たいです。

人生の選択を描いた物語でした。封建的な時代に生きる女性が、自分を変えるため故郷を離れて選んだ選択。やがて自分が選んだことは、自分にとって何になるのか。

1950年代は、第二次世界大戦のあと、各地で紛争が起き、アメリカとソビエトの緊張などもありました。

どこにでもある恋愛話を、この時代に設定しているのも物語の奥行きを深くしていると思います。

 

僕も上京組です。福岡から東京へやって来ましたが、もう東京の暮らしのほうが長くなりました。

住み慣れた街を離れ、やりたいことがあって、やりたいことを探して、理由は様々ですよね。

 

やりたいことは音楽活動。いくつものバンド結成・脱退・解散を繰り返し、いくつも選択をしてきていまに至ります。

答えはいつも見つからず、迷い・惑いが生じ、満足にたどり着けていないです。

 

自分の満足(目標とか)にいつになったらたどり着けるのか

と言うより

いつまでこれを選び続けられるか

 

それがテーマになっているような感じさえします。

でも、やりたいことに専念している中での選択は、そこへ向かい少しづつでも近づいているはず。

今月は9月10日 日曜日は川崎駅東口付近にて16時~路上ライブです。

その他にライブハウスでのライブが4本( 詳しくはHPにてhttps://www.plastic-neon.com/ )

このブログを読んでいただいた方にいつか会えることを楽しみにしています。