自分の心と向き合って癒し、信念体系から自分らしくないものを取り、自分の本心を大切にして生きていく、という「新しい生きかた」を始めたはずなのに、


「ちゃんと自分らしい方向に(かじ)を切っているのにどうして?!(; °д°)」と言いたくなるような事が起きたりするかもしれません。


 例えば、「これまで奥さんと向き合って来なかったから、これからは妻の話を聞いてみよう」と思って実行してみたとか、

今日は疲れがひどいから親からの誘いをお断りしたい・・・と思い、今までいつでもOKと言っていたけれど、思い切って「NO」を伝えてみたといったように、「変わろう、変えよう」としている初期段階でのことです。


 そういう時には「自分にとって正しいことをしているはずなのにスムーズにいかない(:_;)」と思うようなことが起きることがあります。


 そういう時は、現実をいったん溶かすのに必要なエネルギーの総量であったり、タイムラグといったように色々と理由があって、それぞれ解説できるものなのですが、そういったものはひとまず一切横に置いておいて、


「あ。これは『なんか知らんけど最初からはうまくいかないの法則』が働いたな」と思って、あまり深刻にとらえずにいましょう。そして「自分にとって人生を好転させる方向の選択である」と心から思えたことを、継続してみてください。(←これが「自分を信じる」ということです。)


 ストレスを感じている時に考えることというのは、多くの場合、ネガティブ側に偏ってしまいがちです。


 そもそもストレスを感じた時に思考すること自体が面倒くさいということもあるかもしれませんし、ネガティブな思考を止めるにも、この真実の言葉はよく効くのです。


 これをあらかじめ知っておくと、せっかく自分で判断して人生を好転させるべく始めたことなのに、うまくいかない時に「なんで?!」とめげてしまうことを防いでくれます。


 自分にとって本当に嬉しい方向に転換しているはずなのであれば、少し続けてみて、現実(つまり結果)を見ることといった小さな経験の積み重ねから、学ぶべきことを学んでいけばいいのです。


 そして軌道修正が必要だと判断したのであれば、微調整したりして、新しい選択を行えば良いのです。



 さきほど「自分にとって本当に嬉しい方向に転換しているはずなのであれば」と書きましたが、自分にとって何か喜びがあれば、例え少しぐらいネガティブなことが起きたとしても、精神的に耐えられるようになっていきます。


 自分にとって本当の喜びではないもの、例えば親が喜ぶからとか、地元やご近所が喜ぶからという理由で始めたことで、自分が心から納得がいっておらず、それを行っていて心の中に喜びの実感がなかったり、人生からの嬉しい手ごたえを実感しなかった場合に、人の心は折れてしまったり、耐えられなくなっていったりすることがあります。

 
 そういった理由からも、わたし達はやはり「瞬間、瞬間に、その時の自分にとって本当に嬉しい方向に転換する」という選択をし続けるしかないと言えるのです。



 先述のように『なんでか知らんけど最初からはうまくいかないの法則』は、そんな中でもめげずにすむ便利な言葉ですので、良ければどうぞ知っておいて頂けたらと思います(^_^)


 ではまた・・・。