洋室の壁と床が接するところにもれなくついている感のある巾木。

うちにも5センチほどの高さで木製のものがある。

何のためについてるのかわからないけど。間抜けになるから?

ビニール製のものも豊富にあり、安いので洗面所などにはそちらを使った。

モールディングみたいに縁取るので、色と質感の選択ぐらいかなと思っていたが。

 

打ち合わせで、巾木の話になり、「今のと同じ感じで」というと、

Yさんの表情が複雑。聞けば、高さ5センチ程度ある巾木は、「何だかな~」という感じだそう(もちろん、こんな直球ではない言い方で)。

巾木の役目は、掃除機などに当たられたときの壁の保護と、

見た目は90度で垂直に見える壁と床も、施工の結果わずかに揺らぐことが多く、

ほんの少し隙間ができる場合に隠せるから普通はつける。

でも、(自分たち)若い世代のトレンドは、すっきりとした壁面にするため、究極巾木をつけない選択もする。

施工に自信のある工務店しかできないけど。などと教えてくれた。

「へ~」、なんなら腰壁も嫌いじゃない私としては、ちょっと衝撃だった。

 

それで、今は。「スマート巾木」という普通の巾木の半分以下ぐらいの目立たないものを使うことが多いそう。

 

しばらくして壁紙を全部選び終え再度巾木の選択になったときには、

「このスタイルならクラシックな感じなので、普通の高さの巾木もありですよ」とは

いってくれたが、言われてみれば、すっきりとするし、普通の巾木よりも安い。

どちらでも合いそうだったので、ここは若い人の感覚を取り入れようかなと「スマート巾木で」とお願いした。

 

仮住居は自宅よりも築年数が浅く、リフォームは最近されているよう。

巾木もみてみたら、スマート巾木だった。