自分の映像解析からいつの間にか2キック講座になってしまったここ数日のブログです(^_^;
こっちの方が皆さん読んでくれるようなのでついつい(^^ゞ
このシリーズ、ここから始まってます。
今日から読み始めた人は、さかのぼって読んでみて下さい(^^)
そして、昨日記事の体幹筋トレの2つめで、下側の足を後ろ側ですよと言った理由は今日のブログを見たらわかると思います。
今回はキックとプルのタイミングです。
1ストロークに2回しか打たないキックをいかに効率よく使って最大の推進力を得るか?
大事なところです。
まず、私のお薦めする2キックのタイミングは右手プル時に右足キックです。
画像7、8、9、10で説明しますと(画像では左手プル左足キックです)
7
左手キャッチに入る瞬間。右手はリカバリーですので上半身は当然右上左下のローリングで、これに合わせて腰も左下がりになっており、足先が沈まないよう左脚がキックの準備に入ってます。
この時に足は水面上に上げてはいけません(画像7左足)。
水中だけで打つために水面ギリギリ下←これ大事 で斜め上から足首をしならせながら真下やや後ろに向かって打つイメージです。
8
プル開始。ほぼ同時~僅かに遅らせてのタイミングでキックを打ち下ろし、反動で腰のローリングが戻ります。
ここで最大の加速力が得られます。
最大の加速力が得られる部分で減速姿勢はNG!
逆側の腕はしっかりストリームラインを取ります。
さらに!
ここでドボンとキックの音が鳴ってはいけません。
ドボンと音が鳴る=多くの空気を巻き込んで蹴っている、ということですから、推進力が落ちる上に、腰を戻す反動力も減るため腰が元の位置に戻らず、腰が落ちたままになります。
私のキックは全く泡を蹴っていないのがわかると思います(画像8左足)。
そして、ここのプルとキックのタイミングをいかに合わせるか、このタイミングは後述の孫揚の水中スローモーション映像を食い入るように見てイメトレして下さい(^^)
9
プッシュ区間。広背筋の力で一気に後ろへ水を運びます。
腰下はニュートラルで、抵抗が少ない体勢に戻っています。
この時に打ち下ろした足をすぐに戻して足がばらけていなければ下半身は最小の抵抗になり、も~最高です
が、写真ではちょっとばらけてますね。 ここは私の課題点です
理想は打ち終わってすぐ打ちおろした足の裏ともう片足の甲をくっつけることかな。
10
左手フィニッシュ 左肘は水上で、右手は引き続き抵抗の少ない姿勢を取りつつ、逆ローリングへ移行しています。
以上説明終了です。
逆キック(右手プルー左脚キック)はどうか?
と考える人がいるかもしれません。
にすると、ローリングが入った時に上側の足のキックになりますので、空中を蹴ってしまいやすくなり、力強いキックが打てません。
2キックスイムは同側のプルとキックです。腰をねじってバランスを取る歩行動作と根本的に違います。
冒頭の理由(体幹筋トレ、下側の足が後ろ)、わかりました??
そうです、下側の足で蹴るからなんですね。
最後に、8/18の記事で紹介した孫揚(1500m世界記録保持者)の水中スローモーション動画をもう一度掲載しておきます。
ここまでの説明を理解した上で見てみると、
プルの起点は同側キック打ち下ろしであることが分かると思います。
そして、孫揚は6キックですが、一番強いキックはプル開始のキックであることも分かります。
私の薦める省エネ2キックスイムは、この強いキックだけに絞っただけのことです。
世界記録保持者の泳ぎで少し説得力UPしましたかね?
孫揚のコマ送り画像も乗せておきます。
う~む、タイミングは自分と同じとはいえ、やはりハイエルボー度が違いますな
省エネ2キック講座はこれにていったん終了。
あとはこれをいかに身に付けるか。
日々頑張りましょ~~~~~
お読みいただきありがとうございました。
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