滅びのモノクローム

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horobi


三浦明博という作家の作品です

この方の作品は初めて読む訳なんですが、私の好きな首藤瓜於や福井晴敏氏、藤原伊織氏、野沢尚氏と同じく、江戸川乱歩賞受賞者、受賞作とあって、ついつい食指が動いてしまいましたね


内容としては戦時中の犯罪が現在の世の中で暴き出されようとし、そして次々と人々を巻き込んでいくという、サスペンス

江戸川乱歩賞の名に恥じないストーリーかと

ところどこで芸の細かい話を盛り込み幅の広さも感じます

しかしながら、それが逆にこの人の趣味というか書く癖に走りすぎたか、表現や余談的要素がくどい印象にも

さらに苦言を申すならばストーリーにしても出し惜しみしすぎて、いざタネ明かしの段になる時にはあくびのひとつも出てくる

先ほど述べた、首藤氏、福井氏、藤原氏、野沢氏の受賞作品(「脳男」首藤氏作46回受賞「TweleveY.O.」福井氏作44回受賞、「テロリストのパラソル」藤原氏作41回受賞、「破線のマリス」野沢氏作43回受賞)に比べると肝心のストーリーもやや線の細い印象も

個人的にはもっと極太のハードボイルド的な要素を含んだサスペンスモノがいいです



でも、北方先生のは男の世界過ぎてまだ、立ち寄れませんw



それでも他の作品を読んでみたく思わせるんだから、俺の語彙では表現のできないよさはありますね

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久しぶりに

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バーに行ってきました

大阪でお世話になったコロンビアのバーテンさんがわざわざ、お客さんに聞いてくれた名古屋の栄にあるバーに言ってきた訳なんですが、ちょっと、望んでたものと違いましたね

店の雰囲気自体は2重丸をあげたくなるくらい、シックで物静かでまさに隠れ家的な雰囲気だったんですが、価格は許容範囲も、酒の種類の少ないこと少ないこと

また、そこのバーテンさんも俺を一見と見切ったか、全く話しかけてこない

これでは2度目はないかな?って、感じでした

しかしながら久々に飲むスコッチの美味いこと

最初はギネスで喉を潤し、グレンフィディックで喉を焼きながら、グレンリベットの香ばしさを楽しみ、それなりに満足


その後、隣の焼き鳥屋で名古屋コーチンに舌鼓を打ったのはおまけですw

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ゴッホ展

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フィンセント・ファン・ゴッホ


gohho


この有名な画家は恐らく日本で最も人気があるんじゃないでしょうか?

そんなゴッホ展が名古屋にやってまいりまして、折角とのことで私も美術に何の心得も無くも恥ずかしながら足を運んでまいりました


画家として大成できないわずらわしさ、印象派への転身、ゴーギャンとの過ごした唯一の安息の日々と耳を切り落としてしまう狂気、そして自殺まで


ファン・ゴッホの作品を、また、ファン・ゴッホに大きな影響を与えた絵が時代順に展示されており、私のような浅学なものにも充分に楽しめるようになっております

この画家の絵が生涯で1枚しか売れず、且つ、現在では数千万の値をくだらなくつける

運命とはなんと皮肉であるのかと


もし、この美術展に足をお運びになられるなら弟、テオとの手紙のやり取りをまとめた『ゴッホからの手紙』は必読ですね

大学時代に図書館で借りて、その時はさくっと読んだんですが、改めて読んで見たくなりました

きっと、当時と違う感想を抱くんだろうなと、絵を眺めながら感じました


絵のことは正直、解りません

しかしながら、時折、現在の世の中で一流と呼ばれるようなものに触れてみるのも悪くないかと思いましたね

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古惑仔(チンピラ)

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馳星周さんの短編集です


tinnpira


相変わらず、アジアンマフィアを主な題材としてますが、今回、ゲイの主要人物は出てきませんw


もう、たまんないですねぇー

長編作品のイメージの強い作者ですが、意外と短編集もいけました

もう、やるせないというか、哀しい過ぎるというか、そんな話が満載です


世の中が平等なんかではなく、以下に不平等で不条理にできているかを痛感させられます

誰もが普通に生きるためだけに必死でもがき苦しむ姿をなんとこの作家はありありと描写するんだろうと、感心してしまいますね

その様子は健気とかそんな生易しい言葉で片付けられるものではなく、生に固執する姿は美しくそして醜いもの

そう思わないではいられませんね


サクサクっと、読めるので日頃、本を読まない方にもオススメです

H・F・C

テーマ:

H・F・C

それは北斗ファミリークラブ

ウチの会社にある秘密結社ですw


所属会員は10人前後

軒並み負け組w

なかでも、東京営業所所属の結城会長(42歳)の負けっぷりには爽やかさすら感じます

スロット『北斗の拳』に魂を奪われた会長の熱き闘いぶりをここに記そうと思います


名古屋営業所所属の関氏という北斗ファミリークラブ会員No.3の先輩(この人も50万円程度、負けちゃってます( 'ノェ')コッソリ)と仕事を同行していると、関氏の携帯に会長から一通のメールが…




「厳しい戦いになりそうです。今から戦場へ行ってきます」




・・

・・・3時間後

「命、とられました。来月の出張旅費を前倒しで貰わないと生きていけそうにありません」

これが40歳過ぎの男のメールとは到底、思えないのは私だけでしょうかw




また、結構な稼ぎがあるにも関らず、サラ金はもちろん、後輩からも借金をし、さらには妹からも借金をしているそうです



さらに言うと、会長は例の久津輪氏からも数十万の借金をしているにも関らず、それを踏み倒そうとしていますw





以前、関氏が会長と出張に行った時の話なんですが、3日間で5,6万程負けた挙句、風俗に行き、金も無いのに飲みに行って、営業の後輩に奢ってもらったことも



余談ですが会長は元々、静岡営業所に所属していて仕事の上では以前、O氏と紹介した公然と浮気をする大須賀氏の兄貴分に当たるそうなんですが、その大須賀氏に『金の切れ目が縁の切れ目でしょ』と、スロットの負けが込み始めた頃、静岡営業所を追われ、所長の座を奪われた経緯もw



最近ではボーナスゲームを35回も連続させ、『ボーナス大爆発』をさせたにも関らず、この日の収支もマイナス4万円だったとか…




もはや、会長は金を稼ぐために『北斗』を打つのではなく、ラオウに会うために、そしてラオウを倒すために私財をつぎ込んでいるんです



スロット屋に向かう後姿は21世紀初頭に現れた救世主そのものw

久津輪算

テーマ:

最近のマイブームは久津輪算です

初めて読む方のために断っておきますが、久津輪氏とは私の会社の先輩社員で40歳にして『女なし、友達なし、仕事にも未来なしの体臭が腐った柑橘系な170cm、120kg』人生の終着駅まっしぐらのお方です

はっきり言うと、私は嫌いですw

で、いったい、どういうものかといいますと、人間、あまりにも漠然と大きい数字を目の辺りにすると「東京ドーム4個分」とかって言いますでしょ?

つまるとこそれを久津輪さんに置き換えただけなんですね


工場とかで天上のクレーンをみて『5t』とか書いてあると



あぁー、あれで、久津輪さんを40人も吊れるんだー


とか


3トントラックを見れば



あれなら久津輪さんを25人乗せても大丈夫なんだ


とかね



ただ、漠然と5トンとか3トンとかって数字を見るとすごいのかすごくないのか解らないんですが、こうして久津輪算をしてみると文明の利器の偉大さが伝わってきますw

最悪

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いや、別に今の生活のことじゃないですよw

saiaku

以前、『邪魔』で紹介した奥田英郎さんの作品です

著名人の紹介文が巻末にあるじゃないですか?

そこで同じく作家の池上冬樹氏が「現代エンターテイメントの最前線と可能性を知りたければ、まず本書を読むべきだろう」と評してます

全くその通り!と、までは言いませんが、あながち外れていない書評だと私も思います

実際に読んでみて思ったことがありきたりのストーリー展開ではないんですよね

よくあるサスペンスモノとか推理モノだと、「あぁー、あの時の話はこういうことなのね」みたいに後になって納得する、理解できるって言うのが主流じゃないですか?

しかし、この『最悪』は全ての話が現在進行系で理解できるんですよね

それなのに先が読めない、読みながらも興奮できる

そんな感じです


内容は全く立場も住む世界も異なる3人がそれぞれのおかれる立場の悪化から、より深みへ深みへとはまっていくんです

もう、事件とかそういう大それた話ではないですよ

どこにでも誰にでも起こりえそうな、そして先を予測できそうな程度のスピードで淡々とした進み方なんです

それでも、次の展開が気になって気になってしまうんだから、この人の表現技法、ストーリー作成能力に感嘆するばかりです


もう、これ以上は語れません

取りあえず、気になった方は読んでくだされw

愛・地球博

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bannpaku

そういえば、先週の金曜日、愛・地球博に行ってきましたよ

企業パビリオンの方はどれもこれもすごい行列でして1,2時間待ちは当たり前、しかもウチは家族で行ったものだから(ちなみに父、母、兄です)誰一人として並ぶのをヨシとせず、結局、30分前後で入れる各国のパビリオンのみに狙いを定め色々と回って参りました

まぁ、21世紀の情報社会においてこれといって新しく知ることもなかった訳ですが、それでも結構、こった作りだったりして中々に楽しめました

お土産やジュース等の販売も比較的、良心的な値段設定で非常に好感をもてました

まぁ、これと言って面白いアクシデントがあったわけでもなく、本当にただの日記になってしまいましたが、そんなところですねー

行って損は無いけど、行かないと損ってこともないですね

がんばって企業パビリオンに行かれる方は別の感想とはおもいますので悪しからず

犬々房

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つっこまれるまえに、まぁ、先に断っておきますが、彼女と行ってきましたw


ここ、犬と触れ合えるスペースなんですけどね
京橋はIMPホールの1Fにあるんですけど、喫茶店のようなスペースにたくさんのワンコが放してあるわけなんですよ
詳しくはHPで見てもらえるといいんですが(何のための紹介だかw)癒されますねヾ(´∀`*)ノ
犬好きは必見ですね
一度、良ければどうですか?

事故係生稲昇太の多感

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事故係生稲昇太の多感

首藤瓜於さんの作品です

以前に『脳男』という名の作品を読んでいたのですが、その作品は極めて精巧に計算され、かつ、スピード感に溢れた非常に楽しめる小説だったので、今回もそういうものを期待し、手にとってみたのですわ


で、今作『事故係生稲昇太の多感』というと、正直、前作のようなテンポのよさもまた緻密に計算されたものもなく、むしろアットホームな感があるくらいでして、作風は180度、変わったとも言えるような気もします

内容としては警察の日常を正義感溢れる人間の目を通して描いているっと言った感じなんですけど、その主人公の先輩がお役所さながらに仕事をすることに憤りを感じつつも自分の至らなさを痛感し、何が正しくて何が間違っているのかと、自問自答しながらも成長していく様を書き綴っているんですけど、正直、ちょっと物足りなさをかんじますね

まぁ、警察の内実に深くメスを入れるというような感じではなく、ホント、警察の日常といったノホホンとした感じで、軽く読む分にはむいているかもしれませんね


次回作に期待といったところでしょうか