スクープ悪意の不在 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


あの時の映画日記
もしも、あなたが朝、新聞を取り上げた時、

一面のトップに自分のことがデカデカと書かれていたら・・・

そしてそれが全部「事実」で、「真実」でないとしたら・・・。


報道の自由と報道のモラルという相反する問題をテーマにした、社会派作品。

1981年度(米)

シドニーポラック監督作品。

『スクープ悪意の不在』


”行方不明中の、マイアミ港湾労働組合のリーダー、J・ディアス捜索にFBIが乗り出す”

その日のマイアミ・スタンダード新聞は、こう一面にスクープ記事を発表した。


身に覚えのない港湾倉庫会社のオーナー、M・ギャラガー(ポール・ニューマン)は、その時から

”スキャンダル”の渦中に放り込まれた。


その仕掛け人、記事をスッパぬいたFBI番の女性新聞記者M・カーター(サリー・フィールド)は自分の”仕事”に

何ら疑いを抱かなかった。


だが、このスクープは予想だにしなかった事件に発展。

ギャラガーは生活も、仕事も滅茶苦茶に破壊され、遂に親友の女性の自殺まで巻き起こしてしまう。


そして、ギャラガーとカーターは愛し始めた。


やがて・・ギャラガーはマスコミを利用し、自分を破滅に追い込もうとしている、巨大な《力》に、

一人だけで、戦いを挑んだ・・・


報道の自由が必要な事は当然ですが、あくまでモラルと人権は守られなければならないと思います。


ポール・ニューマンが、アクション演技を見せず、静の演技で見るものをひきつけます。

取材・報道する側のモラルの欠如、される側の記事に対する盲信性を痛烈に批判し、ラブ・ストーリーの要素も入っているこの作品。

タイトルで、損している感じですが、一級のエンターテイメントです。


お勧めいたします。


がちゃん

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