絆ジャパン8/23
農業支援活動報告です。

バスの後方でリーダーを致しました山下です。
今回は8月ということもあり、初参加者18名のスイートバジルのような新鮮さと、学生16名のフレッシュトマトのような甘酸っぱさ、そしていつものリピート参加者の濃厚なゴーダチーズの深みと個性たっぷりの数名(え、俺⁈笑)がトッピングされ融合した、まるで話題のイタリアンピザのような味わいと表現するにふさわしい、終始良い雰囲気の中活動しておりました。笑

午前中現地に到着した私たちは男女に分かれ、ボラセンの支持に従い、男性は除草、女性は摘芯と枝の剪定をしました。

気温は30度、日差しも時々差して、始めてすぐに汗が吹き出てきます。しかし風は涼しく、20~30分ごとの休憩で上着を脱ぐと、心地よく汗を乾かしてくれました。
30名弱での活動で、除草や摘芯は思った以上に早く進み、参加者に強制すること無く、テキパキと作業をしていた印象です。午前中の1時間ほどの作業でほぼ終了しました。

自分以外に2人のグループリーダーがおり、時間を測りながら的確に指示を出して作業をしていました。参加者方も安心して作業に取り組んでいたようです。お陰様で私も全くリーダーという事をせずに撮影と除草作業に集中することができました。

2回ほど休憩をしてグループ別に、段階的に昼食を摂りました。
日陰が少ないこともあり、皆バスの中でお弁当を開きます。前のグループが食べ終わると、次のグループが昼食を摂るスタイルです。
午前中の作業もありお腹が空いていたのか、私のグループでは皆「爆食」していたようです(私だけでしょうか笑)。
食後10分程軽く仮眠もとれて、清々しく午後の作業に入れました。

食事を済ませ午後の作業に入る前には、テントの日陰に皆さんごっそりと集まりいろいろな会話をして笑顔がみえました。
何人かの初参加者の方に、何を見て絆ジャパンを知ったのかを聞くと、助け合いジャパンからや復興庁からというのがほとんどでした。

震災から三年間以上経って、ずっと気になっていたけどなかなか踏み切れず、でも今の東北はどうなっているのか知りたいと参加してくれた方。
学生仲間同士で参加された方。
親子で参加された方。
ひとりで勇気出して参加してくれた方。
その心意気に私は胸が熱くなりました。

またリピーターの方々は、参加し始めてから必ず一ヶ月に一度は行こうと決めて来られる方。
昨年の農業支援コットンプロジェクトを一年間見守り、種付けから収穫までを経験した感動を再び味わいたいと参加している方。
感謝されて嬉しいと思うより、逆に東北福島に感謝の気持ちでいっぱいになりまた来てしまうと話す方。
これが生きがいなんだと熱く語る方。

皆さんそれぞれの思いは違うものの、「東北に何かしたい」と思う一本の筋は同じ方向に通っているんだなと、話していて思いました。

午後の作業は、苗の根元から10cm以内にある枝の剪定と、幹を台風から守るために紐を横に張り、幹を支える作業が中心でした。
午後2時を過ぎてくると遠くから雷の音が聞こえ、音がだんだん近づいて来ました。作業もスムーズ進み、雨が降らないうちにと少し早めに作業を終了して小名浜の美食ホテルに向かいました。

今回の作業で感心したことは、絆ジャパンが以前から行っている作業後の「手洗い・うがい」を徹底していること、現地の方々に迷惑をかけないように、第三者的に見ている方がいること、そして常にバスの運転手さんを気遣い声を掛け合っていること…。この三つがずーーっと継続していることです。
特に「手洗い・うがい」の中心となった二人は現役の看護師さん達で、怪我や急な病があれば困ってしまうボランティアにとっては、まさに鬼に金棒弁慶になぎなた、私たちは心強く安心して作業にあたることができました。

作業が終わり、バスの中や休憩所でコットンプロジェクトの話しをした方は興味を持ってくれたのでしょうか、秋の収穫にはまた参加したいと言う声をたくさん聞きました。
私も秋に参加して、収穫の喜びと感動を味わい、昨年のように児童養護施設や仮設住宅で秋の収穫祭をしたいと思いました。

いわき小名浜の美食ホテルに到着し、一目散に事務所へ行くと、オーナーさん達は出張で居ないので、残念ながらご挨拶はできませんでした。
隣のララミュウという施設前で、野音があった為か比較的お客さんが居て、あの時ここの泥かきを無心でしたな、いまこうして普通にお客さんが居てくれる環境がある事に、ひとり嬉しく浸っていました(^_^;)笑

帰りのバスの中でのマイクパフォーマンスでは、一人ひとりが今回の感想と東北やボランティアへの思いを熱く語ってくださいました。
最後に「絆」というフレンドシップが、更に深まった瞬間を感じてひとつになり、いつもより1時間以上早くバスを降りました。

皆さん暑い中、本当にお疲れ様でしたm(_ _)m
いい事をした人に悪いことなんて絶対に起こりません!と信じてます。
この一日が、皆さんにとって素晴らしい経験になりますように。
そして、人とつながることの大切さや忘れてはいけない震災の事を、一ヶ月に一度でもいいので、この活動に参加してあなたの優しさを両手いっぱい広げて表現しに来て欲しいです。

どうかゆっくりお風呂に入り、今日一日の疲れを癒してくださいね。
またこのバスでお会いできることを、心からお祈りしております。

ご一読ありがとうございましたm(_ _)m

山下貴士(やまP)



農業支援での作業風景です。
女性は摘芯と枝の剪定、男性は除草を、黙々と作業をしておりました。
土や緑に触れるっていいですね(^^)


観陽亭のお弁当
絆ジャパンでは毎度おなじみの、ボリュームと栄養たっぷりのお弁当です。
塩サバ、アジフライをメインに、根菜やお漬物など、色彩豊かなお弁当でした(^o^)



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