沈着物の成分(1) | 白山オステオパシー院長のブログ   東京都文京区 白山駅より徒歩3分

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このブログの1回目に、多くの病気はタンパク質その他の沈着物が結合組織内

に溜まることが原因ではないかと考えていると書きましたが、ではその成分

は何かということを考えてみたいと思います。

残念ながら、私はお医者さんではないので自分が手で感じている物に何が

含まれているかを、実際に取り出して分析することはできませんので、

あくまでも推測ですが、おおよそ以下のようなものが含まれているのでは

ないかと考えています。


1、アルブミンなどの各種タンパク質(あるいはタンパク質としての立体構造

  が崩れて機能性を持たないポリペプチド鎖も含まれるかもしれせん。)

2、ナトリウム、カルシウムなどの無機塩類。


主なものは、これらではないかと思います。

体内にタンパク質が沈着する病気としてはアミロイド繊維というタンパク質の

一種が蓄積するアミロイドーシスという病気が知られています。

パーキンソン病などもその一種に含まれます。(ただしパーキンソンの場合は

細胞内に多く含まれるようですが。)

医学的にはアミロイドーシス、あるいはポリグルタミン病と呼ばれるものは、

特殊な病気と考えられているようですが、このタンパク質を主成分とした

沈着物は、全ての人に多かれ少なかれあると、私は思っています。

ただ、それが比較的分解しやすい形を取っているか、アミロイド繊維にように

非常に強固で分解しにくい形になっているかという、程度の差だけでこれも

一人の人の中でも、ある部分は柔らかく、ある部分は凝集して硬くなって

います。

また手首などにできるガングリオンもこの一種だと、私は思います。(この

場合は局所的な圧迫が原因だと思っていますが。)

私が沈着物の成分をタンパク質や無機塩類だと考える根拠ですが、

1、のタンパク質

 (1)癌治療のための食事療法で有名なドイツの医師、マックス・ゲルソン

    の研究では、ゲルソン療法を始めると約1~2週間のあいだ、

    血漿たんぱく質のアルブミンが大量に尿中に検出されるそうです。

    ゲルソンはこの理由を書いてはいませんが、これは間質液の膠質

    浸透圧が下がることにより、結合組織内に沈着していたアルブミンが

    間質に溶け出してきた結果ではないかと私は考えています。

    (ゲルソン療法に関しては、そのうち詳しく書きたいと思います。)

  (2)私は血液検査をしても全て正常値ですが、自分の体のあちこちに

     余計なものが溜まっているのは触ればわかります。

     それで、自分自身でもゲルソン療法に近いことを約3か月間した

     ことがありますが始めた当初、口の中が口内炎だらけになりました。

     そして、その口内炎の部分を舐めてみると旨味が感じられました。

     これはその部分に沈着していたタンパク質が分解して、おそらく

     その中にアミノ酸の一種のグルタミン酸が含まれていたのでは

     ないかと思います。(口内炎や潰瘍ができる理由については、

     私なりの考えがありますので、これも後日書きます。)

  (3)手で触診した感覚としても、水分を含んでゲル化した感触だったり、

     チャップマン反射のところでも書いているように、タピオカの

     ような感じだったり、成分としてはやはりタンパク質が一番近い

     のではないかと考えています。


 長くなってしまいましたので、続きは次回書きます。


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