中嶋柏樹のブログ

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自分の心を伝えることは

誰にもできます。



しかし、それを伝えられたままに受け取るには、

培われた感性が必要です



    中 嶋 柏 樹 (なかしま はくじゅ)

 

やさしい子育て家族の比較心理学(53)   

問題行動の解決法 その5
逃亡癖の行動変容
 

 

  親の立場は子供に対して絶対的な強さがあると意識している親の数は多くありませんが、そのために子供たちは常にその不安を払拭できずにいます。支配的な親の過干渉から逃れるには、家出をするか、閉じ籠もるなど、異常な世界に生きるか、自らの生命を絶つしかないのです。ペットと飼い主の間でも同様の現象が起こります。ペットと人間が共存するためには、お互いに譲り、お互いに相手のルールを尊重しなくてはなりません。しかし、なんといっても人間社会に順応することが「共存」の前提にあるわけですから、ペットは弱者であり、よりペット側に強い制約が課せられます。

 

  もちろん、その制約は国によって異なりますが、わが国は欧米に比べると勝手が目立ちます。弱者が虐げられ生存権すら尊重されていません。わが国においては、盲導犬や介助犬に立ち入りが許されているところはごくわずかで、欧米のそれらでない普通の犬のほうが格段に自由な行動が許されています。犬は咬むもの、騒がしいもの、不潔で近づくと汚されかねないもの、と一般には認識されています。そのために飼い主は「隔離」して飼うことを義務づけられていることはご承知のとおりです。行政は「ことなかれ主義」に徹しているのか、「共存」が与えてくれる心豊かな生活を認めようとしないのです。 つづく