☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆




「昼飯食い終わったら胃が痛ぇって言い出してよ。
暫く横になったら治るから…って言うから
じゃぁ寝てれや…って言って俺は港に網の修理に行っとったんだわ」

病院に駆けつけてみたものの何をする事もできず
ただ雁首揃えて座っているだけ…
その重苦しい空気を紛らわす様にオッちゃんがポツリポツリと
これまでの状況を説明する。

「夕方…暗くなる前に帰ってきてよ…メシはどうすっか…
胃が痛ぇんだったらウドンでも出前してもらうべぇか…って思って
オッカァの寝床に行ったら脂汗浮かべて唸ってやがって…」

「結構前から悪かったのかな?」

智が眉を寄せる。

「さぁな…
全く気付かんかったけど、今思えば時たま腹に手を当ててる事が
あったかも知れん」

オッちゃんが胃の辺りに手の平を当てる。

「智にはお腹痛いって言ってたんだろ?」

真ん中に座ったオッちゃん越しに右側の智に聞くと
智が遠い目をして

「前にさ、直売所で大量に枝豆買ってきて
流石に二人じゃ食い切れないから
茹でてオバちゃんとこに持ってったんだよね。
茹でたてだから美味いよって言ったら
ちょっと胃が痛いから夕飯の時にトーちゃんと食べるからって。
でもその時はそんなに凄く痛そうって感じでもなくってさ
オバちゃんも『お昼食べ過ぎたんかね』って笑ってたから
俺も軽く考えてたんだよね」

智が悔しそうに唇を噛み締める。

「そっか…でも仕方ないよ。
オバちゃんの事だから皆んなに気づかれないようにしてたと思うし」

いつも明るくて皆んなに元気をくれるオバちゃん。

いつも元気だから
それが当たり前だと思ってた…