☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆






会社以外で井ノ原さんと大野さんが会って
会社以外で井ノ原さんが大野さんの事を「智」と呼ぶ…


そ、それって………?

大野さんの衝撃発言に頭がパニクって完全に言葉を失った。

二人が見つめあって微笑みあう姿が目に浮かんで
慌てて頭を振って追い払う。


急に黙り込んだ俺を訝しく思ったのか

「櫻井…?どした?」

大野さんが俺の顔を覗き込む。

ど、ど、ど、どーしたも こーしたもない!

動揺しまくっている俺に

「櫻井…もしかしてスゲー誤解してる?」

「ご、ご、ご、誤解って な、な、な、なんですか?」

「快美の事」

「よ、よ、よ、よし…み…って!」

完全に打ちのめされた。

大野さん女の人呼び捨てにするよりも
大野さん女の人呼び捨てにする方が
何倍もの破壊力を持って俺の理性を吹き飛ばす。

一気に頭から湯気が噴き出して
煮えたぎった血潮が身体中を駆け巡った。



一緒に住んでいたのがお姉さんだと分かって
安心したのも束の間、もしかしてこっちが本命だったって事なのか?

一人で天国と地獄を行ったり来たりして
浮かれて喋りまくったり 落ち込んで黙り込んだりしている俺を
大野さんが不思議そうな顔をして見ている。


冷静に…

なんなくちゃ…

俺には関係ないんだし…

そうだよ…関係ないのに…

なんでこんなに動揺してんだ?…俺…


手汗をジーンズで拭うと
自分自身を落ち着かせるために
肩で大きく息を吸ってゆっくりと吐いて
吹き飛ばされた理性を拾い集めた。