☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆

 

 

 

 

 

にこやかに笑う智くんと目が合った途端に

ボッと発火して一気に顔が熱くなる。

 

「…え、え…っと…それは…その…

さ、さ、さ、智くんも…

お、お、お、俺の事を…?」

 

すっかり動揺している俺を

ニッコリ微笑みながら見ている智くん。

 

「す、す、す、す…」

 

「好きだよ」

 

「………っ!」

 

サラッと言われて息が詰まった。

 

呼吸を忘れて固まっている俺に

 

「翔くん、大丈夫?」

 

智くんの伸ばした手が

俺の肩に触れて飛び上がった。

 

「だ、だ、だ……だいじょば…ない…」

 

「だいじょばない…って…

自分から先に言いだしたくせに…」

 

智くんが少し困った顔で笑う。

 

そ、そりゃそーだけどさ…

まさか こんな展開になるなんて…

全く思ってなかった……って言ったら嘘になるけど

それは希望的観測って言うか…

願望って言うか…

欲望って言うか…

 

よく…ぼう…?

 

……欲望?!

 

 

 

「翔くん…きて…」

 

思わず脳裏に浮かんだ

色っぽい智くんの肢体を

頭を振って慌てて追い払う。

 

な、何考えてんだよ!

 

額の汗を拭って大きく深呼吸をする。

 

 

 

ホント…に…?

 

俄かに信じられなくて

智くんの顔をマジマジと見ると

今度は ちょっと呆れた顔で

 

「そんなにビックリする?」

 

するさっ!

 

コクコクと頷くと

 

「そっか…

まぁ翔くんだもんな…」

 

智くんが残念そうに眉を下げて呟くと

 

「ずっと好きだったよ。

俺にとって翔くんはずっと特別だった…

翔くんの隣が一番安心出来るし

一番俺らしくなれる…

だから気持ちを伝えあわなくても

同じ気持ちなんだって感じられれば

それで良かったんだ」