☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆
二人でひとしきり笑い合うと
今まで胸の奥に澱のように溜まっていた苦い思いが
す〜っと消えて 気持ちが楽になった。
智くんが俺とのドラマを楽しみにしていてくれた…
それだけで胸の奥がジンワリと温かくなる。
「俺も智くんと一緒のドラマ…
凄く楽しみだったよ。
矢印の先が俺に向いてくれたらいい…
ずっとそう思ってた」
さっきの智くんの言葉を聞いて
あぁ…
智くんも俺の事を大切に思っていてくれている…
例えその意味が俺のとは違っていたとしても
もう そんな事はどうでも良かった。
「俺ね…
ドラマの話しじゃなくて…
智くんの事がずっと…好きだったんだ」
素直な気持ちがそのまま言葉になった。
長い間 胸にしまい込んでいた想いを告げる時は
きっとドキドキして 口の中がカラカラになって
心臓が口から飛び出すんじゃないかと思ってた。
今 こんな静かな気持ちで
智くんへの想いを口に出せるのは…
智くんが俺に特別な感情を持っていなくても
智くんは変わらないって思えるから。
ずっと伝えられなかった理由は
智くんとの関係が壊れるのが怖かったから。
嵐のメンバー同士として
この先もずっと一緒に活動する上で
智くんと気まずくなる事だけは避けたかった。
だから…
自分の気持ちを知られる事が怖かった。
でも…智くんは違う。
智くんが俺の想いに応えられないとしても
きっと俺達の関係は変わらない。
智くんも智くんなりに
俺の事を大切に思ってくれてるって
今なら自信を持って信じられるから。
何で分からなかったのかな…
そんな簡単な事に。
智くんの事を
誰よりも理解しているつもりだったのに
そんな事にも気づかなかったなんてさ…