☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆

 

 

 

 

 

「俺は誰が好きなんだろう…」

 

智くんの言葉にドキッとして

一瞬言葉に詰まると

 

「やっぱ…翔くんだよね?

あの相関図的には…」

 

あぁ…ドラマの話しか…って!

当たり前だろ!

 

自分で自分に突っ込みながら

気を取り直して相関図を頭に思い浮かべる。

 

俺と同じ大きさで横並びの智くん。

 

 

「だって翔さんと横並びって事はさ…

ヒロイン役…って事じゃ無い?」

 

松本の言葉が蘇った。

 

 

「まぁ普通に考えて俺だよね?」

 

「ぷっ!」

 

智くんが噴き出した。

 

「何だよっ!」

 

「あはは…だって…

すっごい自信満々のヤツみたいで…あはは…」

 

「ひっでぇ…

冷静にドラマの展開を考えて言ってるだけであって

断じて自信過剰男じゃねぇから!」

 

「あはは…自信過剰男の割には

翔くんから俺への矢印がメッチャ太いし」

 

笑い過ぎた智くんがおしぼりで涙を拭う。

 

「あれな!何で太いの?!

何か俺、すげぇ恥ずかしいじゃん!」

 

涙を拭いながら笑う智くんを見ていたら

俺も段々笑いがこみ上げてきた。

 

さっきまでのモヤモヤも

凹んだ気持ちも

智くんと一緒に笑い飛ばす。

 

完璧主義で少しのミスで凹みがちな俺を

いつも智くんが救ってくれる。

 

智くんと一緒に笑っていると

さっきまでの重苦しい気分が軽くなって

素直な気持ちが浮き上がってくる。

 


素直な俺の気持ち…

 

智くんとの事を好きなんだって…