☆*:.。. 注!腐的妄想です .。.:*☆

 

 

 

 

 

「えっと…

智くんのマンションは…」

 

智くんのマンションまでの帰り道

ナビの設定画面を操作する俺。

 

「住所言えばいいの?」

 

「そーそー」

 

「えっと…東京都…」

 

「あはは…東京都は分かってるよ」

 

「あ、そっか」

 

俺が笑うと智くんも照れ臭そうに笑って

自宅マンションの住所を言う。

 

「…11-26…っと!

よし!オッケー!」

 

《目的地が設定されました。

一般道を通るルートです…》

 

「ここでいいんだよね?」

 

ナビを指差すと智くんが「うんうん」と頷いた。

 

車を発進させるとナビに従って車を走らせる。

 

 

本当は…

ナビなんて設定しなくたって

智くんの自宅マンションなんてずっと前から知っている。

 

仕事終わりの昂った気持ちを静めるために…

思い通りの結果が得られなくて落ち込んだ時に…

疲れた心と身体を癒すために…

 

何度も…何度も車を走らせた道。

 

道端に停めた暗い車の中からマンションを見上げて

あの灯りの中に智くんがいる…

智くんの笑顔を思い浮かべながら

窓の灯りを見つめていると

自然と気持ちが安らかになった。

 

ただ それだけだけど…

ただ それだけで良かった…

 

気持ちを打ち明けたことはなかったけど

俺にとって 心の拠り所は智くんだったし

もしかしたら智くんも…って思うこともあった。

 

 

これからもずっと

それだけで いいと思ってたんだ。

 

 

 

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  翔ちゃん 入所記念日おめでとうございます!

  これからも大野くんのことを宜しくお願いします!

 


 ☆*゚ ゜゚*☆ま〜ら☆*゚ ゜゚*☆