「松潤 どーしちゃったのかなぁ…」

相葉ちゃんが不安そうに呟く。

「…みんな…ゴメンね。俺が勝手に決めちゃったから…」

「そんな事ないよ!俺は結構楽しんでるし!」

相葉ちゃんは いつも前向きで 周りのみんなを元気にしてくれる。
ネガティヴな事は決して言わない。
弱音も吐かない。
そしていつも全力投球だ。


「あの人、完璧主義で集中したいタイプだから、ドラマとボートと
どっちも中途半端な感じでイライラしてんじゃないですかね?」

ニノの観察力は鋭い。
相手の心の奥底まで見透かすような鋭さ。
そして頭の回転の速さと器用さ。
常にアンテナを張り巡らしてる。


「それにしてもあの態度はマズイだろ。
これじゃレースどころじゃ……あのまま帰すわけにはいかないな」

ショウくんは曲がった事が大嫌い。
常に正しい方向に向かって進んで行く。
呆れる程の努力家で 常に客観的に物事を捉えて
適切にアドバイスをしてくれる。


「…うん…そうだよね。
俺、ちょっと松潤と話してみるよ。
折角来たんだし、みんな練習続けててよ。」