「受験の天王山」と言われるのが夏休みです。
この夏休みを頑張った受験生は、来春の受験の勝者になれるという意味です。
逆に、無駄に過ごした場合は志望大学合格は危うくなります。
JRに乗って大阪から京都まで向かう途中、京都に入った辺りに山崎という駅があります。
サントリーの工場がすぐ目の前にあります。
この山崎に標高270mほどのこんもりとした山があり、それが天王山です。
羽柴秀吉が主君・織田信長を討った明智光秀の軍勢と戦い撃破した所と言われています。
この勝利の後に、秀吉は天下人への道を進んでいきます。
実際の戦いは天王山ではなくその麓で行われ、ほんの数時間で決着がついたと言われています。
「山崎の戦い」が正確なのでしょうが、山崎のシンボルとしての天王山を冠した「天下分け目の天王山の戦い」の方がよく使われます。
何度も通った山崎ですが、実は、一度も降りて合戦跡とか天王山を見たことがありません。
いつか降りてみようと想いながら、時間に追われての移動なので、素通りになってしまいます。
でも、「受験の夏、天王山」を連呼する受験屋が、一度も天王山にご挨拶をしないのは気が引けます。
本当に、近く行ってみようと思います。