10日の東大、京大の前期日程入試合格発表が終わり、あとは中期日程、後期日程、一部私大後期日程の合格発表をもって本年の大学入試は大団円となります。

生徒の懸命な努力のおかげで、東大理科Ⅰ類に1名が合格し、国公立大学医学部医学科に5名の合格者を出すことが出来ました。

また、北海道大学には途切れることなく39年間連続で合格者を出すことが出来ました。

私大も、慶應始め明治、青学、立教、法政、立命館、関西学院に多数の合格者が出ました。

高校入試は燃えるが、大学入試は「沈黙」する函館だって、生徒がその気になって必死に頑張れば好結果を出すことが出来るということを少しは示せたかなと思っています。

にしても、開成高校、灘高校などを擁する大都市圏に比べれば、まだまだ気が遠くなるほどの差があります。

「共通テスト」は、本気になって「知識・技能に加え思考力・判断力・表現力」を出題してきました。国公立大学入試や私大入試でも、共テ同様の傾向が現れています。

「楽なはず」の指定校推薦は、大学進学後の成績不良者を出さないための高校内選考が厳しくなり、また、せっかく推薦を得ても落とされるケースも出ています。

大学進学率60%時代を迎え、難関・有名大学合格は明らかに難化しています。

「なんとかなる」、「いつか頑張る」という楽観モードでは、とても全国に立ち向かっていくことは出来ません。

微力ながら、函館の低迷する大学受験状況を打破するため、これからも精進したいと改めて思いました。