言葉だけの「成長戦略」なんて | 第一ゼミナール塾長のブログ

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1982年創立、函館の予備校・学習塾第一ゼミナール代表者のブログです。
小・中・高・高卒生の学力向上、志望校合格のため、日々全力で奮闘しています。
勉強のこと、校舎の出来事、身の回りの出来事、その他気の向くままに書き連ねたいと思います。

久しぶりの更新です。
朝晩の暖房が欠かせないようになってきました。
陽が短くなり、道路の落ち葉を視るにつけ秋の深まりが一層感じられます。

そういえば、ことしはまだ秋刀魚(さんま)を食べていないなあ。
スーパーでは冷凍秋刀魚は売られているけれども、「生」秋刀魚はあまり見かけません。
通によれば、焼き上がった秋刀魚の内蔵のあの苦みが美味しいのだそうですが、皆さんはどうですか?

選挙ですね。
「成長か分配か」とか「成長も分配も」、「成長の前に分配を」などの言葉が踊っています。
「成長」に反対する理由は全くありません。
しかし、今の日本に「作れるモノ」、「売れるモノ」ってありますか?
失礼ながら思いつくのは「クルマ」くらいです。

長らく日本は「科学技術の国」、「輸出の国」と言われてきました。
一体いつからなのか、世界に誇る「技術」も「科学」もなく、輸出も威張られるほどではありません。

なんチャラミクスで株価が上がり、企業の内部留保は進みましたが、肝心の世界に向かって売り込むモノなんてありません。

バイオ、IT、ICTで連敗し、今また「再生エネルギー」で後れを取り、「電気自動車」で後塵を拝し、せっかく「iPS細胞」が脚光を浴びたのに、わずか30億円の研究助成費を出し渋り、何が一体「成長戦略」なのかと問いたくなります。

異論はあるでしょうが、もっと大学の運営と基礎研究にお金をかけるべきです。
「国立大学法人」化以降、年々大学への予算を減らし続けています。
研究費の不足と規制が厳しい日本を嫌って、アメリカなど海外に優秀な頭脳が流出しています。
最近は中国にも流出が始まっています。

博士課程を終えた学生が就職も出来ず、バイトで生計を立てたりしています。
研鑽を積んだ頭脳が全く生かされていません。
優秀な頭脳こそ、日本の科学と技術の礎です。
彼らの地道な基礎研究がやがて世界に誇る技術を生み、製品として世界に出て行きます。

「今こそ成長を!」と言うだけなら誰でも出来ます。
もし本当に成長させたいなら、科学と技術のためにお金を出してください。
とりわけ、大学への予算削減政策を止めて、どーんとお金を出してください。