11月14日 金曜日~11月16日 日曜日
父は生着不全の為、約一週間後に臍帯血移植をする事になりました。
10月に骨髄移植後、大変弱っている父の身体に、すぐに再び、強い薬や放射線治療等の前処置や再移植は、今の父には非常に負担が大きいですが、それしか方法がないそうです。

14日から、父は、今まで毎晩私と一緒に行ってきた、うがいをしなくなりました。
今までは鼻からの酸素吸入のみでしたが、この日から、夜はマスク状の酸素吸入になったので、それを外してまで、時間をかけてうがいをする事は、父も私も遠慮するしかないというか、実質無理になりました。
これから暫く父の口腔ケアは、看護師さんが行って下さったり、私達家族もできそうな時は、スポンジや綿棒でサッと口のねばりを取ったりする程度になってしまうかもしれません。
今の父の体力では、暫くはその位しか大変かな、とも見受けられますし、家族から病院側に迷惑はかけられないので、仕方がありません。

今までは、父はうがいと口腔ケアを意欲的に頑張ってきたので、ひどく荒れていた口の中も少しずつ良くなり、肺炎にもならずに済んでいたとも思います。それに、父は「うがいが一番気持ちがいいな~」と自ら喜んで一生懸命に頑張っていたので、その喜ぶ父をもう暫く見れなくなってしまいそうなのは、私はとてもとても悲しくて、すごくすごく残念です。
でも、移植後ずっと、1日1回父のうがいの助手をする事ができて、私はとても幸せでした。その幸せだった親子の時間を、近いうちにまた、そのように過ごせるといいです。私は諦めずに待ち、願っています。

14日は、担当医から、臍帯血移植をしても助からないかもしれない…という事まで、はっきり言われてしまい、父は相当落ち込んでいて、家族には、少し機嫌が悪い様子も見せました。
それでも、私が、父のスマホに録音したメッセージを父に聞かせて、「お父さんにクイズ!この変な声、だ~れだ?」と、ふざけて父に聞くと、父もふざけて「●●っぺ!」と答えてくれました。(●●の部分に入るのは、私の本当の名前です。いつもは、父や母は、私の事を「●●!」と名前で呼んでくれています。)
私のような大人になってしまうと、最近はもう、ふざけてでも「●●っぺ!」なんて子供っぽくて可愛い呼び方をしてくれる人は、父くらいしかいないので、私はとっても嬉しかったです。
いくつになっても、親には子供でいたいものです。ありがとう、お父さん!

担当医から、生着不全にて再移植をする等のお話を受けてから、父は、日々ものすごく心細く、不安や心配で胸が張り裂けそうな気持ちだと思います。そのように落ち込んでいる心情に加えて、身体の具合も悪くなっているので、本当に辛そうです。最近、父は、時々片腕を目の上に置いています。その姿は、必死に涙を抑えているかのように見受けられます。おそらく、そうだと私は思います。

そのように、再び日々病状が悪くなり苦しんでいる父が可哀想で、私達家族も、毎日いたたまれない悲しみにもがき苦しんでいます。
それに、私達家族も、担当医からの説明を受けたので、やはり、すぐには平常心でいられる訳がありません。
私は、父が可哀想でたまらなくて、それから不安や戸惑いや心配や怒りや悲しみ…最近の私は、自分自身で反省すべく最悪な心情でした。
母とも、姉とも、ちょっとした口喧嘩もしてしまいました。母や姉も同じ心情だと思うので、もっといつも優しくしてあげたいのに…本当に反省しています。
その他…家に帰ると、何もやる気がおきず、そして夜から朝にかけても眠れなかったりしました。そのような最近の自分に反省しきりです。

「やるしかない!」と父は苦しみながらも、生き抜く為に一生懸命頑張っています。母や姉も奇跡を祈って父の為に頑張っています。
私も、悲しみにくれていた自分に反省して、父の為にまた明るく前向きに心穏やかに、良い事だけを祈って、静かに信じて頑張っていこう!と思います。

夜のうがいは一緒にできなくなりましたが、父に会う為に、父の病院に通う日課は、今まで通り1日も休まず続けていきたいと思っています。
その為に、風邪等ひかないようにも、十分気をつけたいです。

16日の父は、肌色のみならず、白目がすごく黄色くなっていました。(こんなに黄色くなっているのは、初めて見ました。)肝臓が相当悪いように見受けられ心配です。それに、体調がとても悪いようで、ほとんど寝ていました。

でも、父は必ず良くなる!と、私は信じ続けます。
父と母が(姉も)健康に幸せに長生きしてくれる事が、私の人生で一番の願いで、生きがいなんです。
神様、父を助けて下さいますよう、どうかよろしくお願いいたします‼︎




(移植後の症状は人それぞれのようです。私の父は結構高齢で、同じ年代の方々の中でも移植後の症状はかなり重い方のようです。よって、他の方々には、父の症状はきっと起こらないとも考えられます。このブログを読んで、他の闘病中の方々が、ご心配をされませんように。)