選択の「不自由」

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 年末年始は挨拶廻りで忙しい方も多いかと思われますが、自分も本日は埼玉県のとある市の商工会に挨拶に行って来ました。ここを介して昨年2社程、新たなクライアントを獲得できたので御礼の意味もありました。

 その際に、上記のクライアントの一つから当初に連絡が来た時の経緯もお聞きしました。

 その方は、住居は東京で事業所を埼玉に持っていて、いつも越境して通勤されているのですが、もともと東京都側の自治体にある商工会に入っていたようです。そこに相談に行ったところ、専門家のリストを提示され、相談したい専門家を選択するように指示されたそうです。

 彼からすると、どのようなことを専門としている方に頼めばよいのかもわからないのに、リストを見せられて選べと言われても対応しようがなく、やむなく事業所のある側、つまり埼玉県側の商工会に相談し、自分のところに連絡が来たという次第です。


 近年は需要の多様化により自由に選択できることが増えてきていますが、御自身で判断するよりも知識や経験のあるところに任せたいという方も少なからずいると思います。にもかかわらず、その選択責任を当初からユーザに委ねてしまうのでは、サービス提供者としての責任放棄であり、業務を遂行したとは言えないと思います。

 選択に委ねるいうのは、慣れた人にとっては良いことでしょうが、十分な選択能力がない方にとっては、入口に辿りつくことすらできず、結果として新たに門を叩く人達を却って阻害してしまっているように感じました。

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