千葉県における天下りの公表及びその実態について | あみなかブログ
2014-09-04 17:48:17

千葉県における天下りの公表及びその実態について

テーマ: ┣天下り

千葉県の天下りの公表等について当ブログで時系列に言及してきましたが、これまでの経緯等について以下に簡単にまとめます。




千葉県職員の天下りは是正・公表されることもなく、相変わらず営々となされています。


あみなか肇は、千葉県の天下りの実態を県政史上初めて明らかにするとともに、県の天下りの公表範囲が全国で最も狭いことを明らかにしました。


これを受けて県は、天下りの実態を明らかにするため、今年8月30日、その公表範囲を課長級以上に拡大し、実名で公表しました。


また、天下りの公表を義務付ける根拠規定として要綱を新たに制定しました。


●天下りの公表を実現しました


あみなか肇の厳しい指摘を受け、千葉県は以下のとおり、天下りを公表することとしました。


 ・課長級以上の職員の
 ・毎年7月1日現在の天下りの状況を
 ・8月末日までに
 ・氏名、天下り先の団体名・役職名等について
 ・公表する


また、あみなか肇の提案どおり、これら公表の根拠規定として要綱を新たに制定しました。


●全国ワーストだった 千葉県の公表状況


千葉県の天下りの公表状況について、あみなか肇が全国調査を実施し、ワースト1位ともいえる取組の遅れを明らかにしました。


まず、公表の範囲については、千葉県が最も狭いことを明らかにしました。




次に、公表の根拠となるルールについても全国調査し、千葉県を含む5県が根拠規定を有していないことを明らかにしました。




あみなか肇の厳しい指摘を受けて、県は前出のとおり、天下りの公表範囲を課長級以上とし、公表の根拠規定となる要綱を制定しました。


●公表された天下りの実態


以下が公表された天下りリストの一部です(全容は千葉県のホームページをご覧ください)。

千葉県の「再就職状況の公表」のURLは以下のとおり。

https://www.pref.chiba.lg.jp/soumu/jinji/saisyuusyoku.html




●あみなか肇の政務調査による天下りの実態


公表された天下りの状況以外に、あみなか肇の政務調査で明らかになった天下りの実態を以下に示します。


県の天下りを受け入れている外郭団体のうち、常勤役員の平均報酬が高い順に示したものが下記の表です(報酬が高い上位5団体)。



また、最長で60年・17代連続の天下りなど、県職員による外郭団体の「指定席」への天下りの状況が明らかになりました。



●天下りの問題点


県職員が、県の外郭団体の「指定席」へ天下ることによって、外郭団体の役員として最もふさわしい民間の適任者が就任できないなど、外郭団体の健全な運営が阻害される恐れが大いにあります。


また、公共事業を多く受注している民間企業等へ天下ることによって、民間企業との癒着の温床となる恐れもあります。


そして、公金が投入されている天下り先での過剰な待遇なども大きな問題です。


さらに、千葉県では、あみなか肇の今回の調査によって明らかになるまで、天下りの実態が公表されてこなかったことも大きな問題です。県職員の天下りの実態をより詳細に県民に明らかにすることが必要不可欠です。


●今後の課題


まず、県職員の個々の天下りについて、県庁時代の知識経験が、再就職先において適切に生かされているかどうか、県民目線での検証が必要です。


また、県からの押しつけ型の天下りは今すぐにでも廃止し、広く民間分門を含めた中で、団体にとっての最適任者を選ぶよう求めていく必要があります。


そして、民間企業への天下りについては、「人材バンク」を設置するなどして、利権や癒着の温床とならないよう適切な対応を求めて行くことが必要です。天下りした県職員OBによる、現職職員への「働きかけ規制」について、課長級以上を対象に規制(罰則も設置)することも必要と考えます。


同時に、天下り先での待遇のあり方について、県は県民に対し説明責任を果たすよう求めていく必要があります。


県の外郭団体である、社会福祉事業団の県立障害者施設「養育園」で発生した入所者への暴行事件では、第三者検証委員会の提言を受けて、県は当該団体の理事長(県職員の天下り)に対し、専門性の欠如を主たる理由として退任させ、後任には民間部門から適任者を選任しました。


こうした事態が二度と繰り返されないよう、県民が天下りに対して厳しく監視していかなくてはなりません。


●これまでの主な経緯


平成25年9月以前
あみなか肇が10年分、のべ約800人以上の天下りについて調査


平成25年9月議会
県の天下りの状況を県政史上初めて明らかにする


平成26年2月議会
県の天下りの公表の範囲が全国で最も狭く、根拠規定が無いことを厳しく指摘
これを受けて県は、要綱(内部規則)を制定し、課長級以上を公表することを表明


平成26年6月
県は要綱を新規制定


平成26年8月
今回の公表に至る!!!



千葉県議会議員

あみなか肇



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