一昨日、奥能登・珠洲市の後輩神職・羽黒神社宮司さんのお母様より、今年も海の幸が大量に送られて参りましたが、貴重な珍味をどうもありがとうございます。

私の大好物の海藻の「カジメ(搗布)」です。

『奥能登には金沢の人が知らない美味いものがある！』昨日、能登より早春のプレゼントが届けられました。奥能登・珠洲市の後輩神職・羽黒神社宮司さんのお母様より、今年も海の幸が大量に送られて参りましたが、貴重な珍味…

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カジメは、やはり粕汁仕立てのカジメ汁で食べるのが一番です。

はじめ、褐色だったものが、熱い汁をかけると青緑色に変化し、しかもヌルヌルになって磯の香りが漂うのです。

そして、珠洲市飯田の奥能登を代表する銘菓・泉谷菓子舗の「いも菓子」も同封されていました。

私は、このニッキ(肉桂＝にっけい)の香りのする、いも菓子も大好きなのですが、現在の珠洲市の市長さんはここの社長でした。

で、７年前の１１月、東京へ行った帰りに、埼玉県川越市に立ち寄って観光したのですけど、さすがに小江戸と呼ばれるだけあって、蔵造りの街並みは素晴らしいものでした。

ですが、川越のシンボルである時の鐘は、残念ながら耐震工事中でした。(※７年前)

それで、風情ある街並みをぶらぶら歩いていると、「元祖芋菓子」の文字に釣られて、亀屋栄泉という老舗の暖簾(のれん)をくぐりました。

川越はサツマイモ「川越いも」の産地であることは知っていましたが、芋菓子発祥の地であることは、この時初めて知りました。

川越にはいくつかの芋菓子店があり、全国の芋菓子はここらら伝わったのだそうです。

冬季限定(１０月～４月)のお芋形焼き菓子をお土産に買って参りました。

しかし、先述した奥能登の伝統銘菓「いも菓子」のルーツが、遠い関東の川越だと知って驚きました。

でも、この芋菓子もすごく美味しくって、家族で争奪戦となりました。

そして、以前、テレビ番組で川越の古い街並みを紹介していて、レポーターが平本屋さんという名物の「つぼやき(壺焼き)」の店で焼き芋を頬張るシーンがありました。

私はＴＶを観て、てっきり平本屋さんが小江戸の情緒の残る一番街商店街にあるものだと思っていたのですが、ボランティアガイドさんにお聞きすると、「ここから向こうに見える信号の、さらに２番目の信号を左折して下さい、ただし遠い街はずれですよ」とのことでした。

ガイドさんの言われたとおり２番目の信号を左折しましたが、中心部より７百メートルは離れていると思います。

場所がよくわからないので、地元の方に道を尋ねると誰もが知っていて、言われたとおり行ったら見つかりました～。

ＴＶで観たとおりの店構えです。

店先には川越芋の箱が山積みにされていました。

昭和２４年に創業した、つぼやき平本屋２代目の平本さんです。(※７年前に写したもの)

これが名物の「つぼやき」です。

壺(つぼ)で焼くことでホクホク感が増し、よりおいしくなるそうです。

江戸時代、川越の焼き芋がブームとなり、江戸の人々は川越の焼き芋の美味しさを、「九里よりうまい十三里」と表現しました。これは、“栗より旨い焼き芋”と“川越と江戸の距離(十三里)”を語呂合わせしたキャッチフレーズだったのです。

買って、新聞の広告紙に包んだ焼きたての焼き芋を頬張ったのですが…。

確かにホクホクで旨いのですが、川越いもは少し甘さが足りないような気がしました。

地元贔屓(びいき)もあるでしょうが、金沢の五郎島金時(ごろうじまきんとき)の方が甘味が強くてねっとりしていて、こちらの方に軍配が上がると思います！。

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