去年、梅の実が豊作だったのに、今年6月の収穫時期は不作でした。

 

全国的に記録的な不作とのことで、今年は暖冬で梅の開花が早まり、雌しべが短くなるなどしたため、受粉がうまくいかなかったことが原因とみられるということです。

 

<画像は昨年のもの>

 

なので、庭に大粒の南高梅(なんこうばい)の木がある近所の方に、貴重な青梅を分けていただきました。

 

 

で、南高梅(なんこうばい)といえば和歌山ですよね。

 

9年前の12月、伊勢神宮新穀感謝祭参宮旅行に2泊3日の行程で参加した際、初日に南高梅の産地である和歌山県いなべ町の紀州梅干館に、見学のため立ち寄りました。

 

 

そして、その日は南紀白浜のむさし宿泊したのですが、売店にも南高梅の梅干しが売られていました。
 

 

その翌日は、熊野那智大社に正式参拝いたしました。

 

 

さて、梅雨明けしたので、女房は一昨日より梅干しの天日干しをおこなっています。

 

梅干しは漬物屋さんで買うと高価なので自家で漬けます。

 

 

子供たちが学校へ行っていた時は、弁当やおむすび用にたくさんの梅干しを漬けたものです。 

 

<画像は10年前のもの>

 

また、いただいた青梅の半分は梅ジュースにしました。

 

 

天日干しでは、赤紫蘇もいっしょに干します。

 

 

赤紫蘇は、後日、すり鉢で摩(す)りおろして紫蘇の粉にしますが、紫蘇の粉はご飯の上に振りかけても、おむすびにまぶしても美味しいですよね。

 

別名「ゆかり」とも言うのは、紫蘇の色の紫色を「縁(ゆかり)の色」と呼んだことに由来します。

 

 

梅干の天日干しは3日間おこなうのですが、最後の日は夜露に濡らすと良いとされています。

 

 

天日干しが終わったら、甕の中に梅干を戻し、蓋(ふた)をして上部まわりを紐でしばって、しばらく寝かせます。


 

画像は去年のものですが、こうして昔ながらの酸っぱくてしょっぱい梅干しになります。

 

 

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