人間には自己防衛機制という、嘘をつかせる本能が宿っている。自己防衛機制は「人間が極度の不安や緊張の中で、どうにか自分を守っていこうとするココロの働き」で、これが働くと、「無意識の嘘」をつくことがある。

自己防衛本能で、人は嘘をつく

 例えば、本当は嫌いなのに好きだと思い込んだり(反動形成)、恐怖や不安の対象を別のものに転化したり(置き換え)と、本人が意識することなく、自分自身にも嘘をつき、恐怖から逃れようとするのだ。


 この場合は、自分の失敗や欠点を承認すると自己の価値が低下するので、もっともらしい理屈をつけてこれを正当化し、自分の価値をなんとか保とうとココロが勝手に動く。

 「仕事がうまくできないのはパソコンが悪い」とか、「試験に失敗したのは体の調子が悪かった」とか、イソップ物語でブドウに手が届かなかったキツネが「あれはきっと、酸っぱいブドウなんだ」と言った話などは、この合理化の嘘の例としてよく取り上げられる。



なんだかもう
つかれちゃったよ。