理容店の耳かきは古くは江戸時代に、使い古して細くなった剃刀で、耳毛や鼻毛を剃っていたことに端を発すると言われる伝統ある技術です。
大正末期から昭和十年ころには、耳かき専門の職人を雇っていた理容店があったほどで、耳かきだけで通う客もいたそうです。
その耳かき職人には華僑が多く、華僑職人が特に秀でたのが<ヒビキガネ>という音叉に似た道具を使った技術でした。
<ヒビキガネ>は、耳かきに添えて軽くたたくと振動が伝わり、得も言われぬ快感を得られる代物で、耳かきのプロだけが出来る特殊快感技術でした。
昭和の初め、一流の理容師の給料が27円だったのに対して、耳かき職人に45円も払っていた店があったといいますから当時の理容店で、耳かきがどれほど重視されていたかがうかがえますが、日中戦争がはじまり徐々に華僑職人がいなくなっていくのに合わせて<ヒビキガネ>も消えていき、耳かきをする理容店も少なくなっていきました・・・・
そして現在、理容店は「刈って、剃って、洗う」だけの場から、身だしなみとともに【癒し】も提供する場所へと進化しています。
そこで、理容が持っている癒しの技術を「耳かき」という切り口で掘り起こそうと、当時の道具を元に再現したのがこの≪ヒビキガネ≫です。
製品化に際しては、現存する道具が生み出す振動が「f/1ゆらぎ」と呼ばれる癒しの周波数であることなど新たな発見が続き、試作を重ね、当時の形をそのままに再現することが出来ました。
一度は消えた理容店の極上のツール≪ヒビキガネ≫。
その微妙な振動が生み出す、えもいわれぬ快感をご堪能下さい
限定500本のうち1本がFlowerに入荷いたしました!
(鋳物生産で有名な新潟県の燕三条市の企業に作ってもらったそうなんですが、かなり手間と時間がかかるので、も~作りたくないと言っているそうです!)
耳エステメニューB・Cコースにて体験できますので、おためしください!