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ベースいじくり日記「引き籠もり」

素人がベースを眺めたり改造したり…を綴った痛々しいブログ

自主製作のSK(スケ)ベース。伊禮プロの助けを借りて、オクターブ、弦高、ネック等全ての調整が終了しました。

 

その後勢い余って、ピックアップも黄金色に塗装しました。

 

もう何が何だか・・・。

 

ちなみに、使用したのはアサヒペンの「高耐久ラッカースプレー 300ML ゴールド」です。

安上りの割にいい色。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%83%92%E3%83%9A%E3%83%B3-Asahipen-%E9%AB%98%E8%80%90%E4%B9%85%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC-300ML-%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89/dp/B003974K8Y

 

うっすら浮かぶ「bartolini」が意外に艶麗かも。

平成も終わるというのに、この昭和風な愛燦燦ルックスよ。

 

さすがはプロの仕上げで、ネックは安定、弦高低めの弾きやすいセッティングになっています。

ちなみにスタジオにて大音量で試したら、肝心の音はごくごくフツーでした。

塗装はさほど音に影響を及ぼしていないと思います。バルトリーニのおかげか痛くないけど芯はある感じ。

 

しばらく遊んで、知り合いのフォークソング酒場のステージ用ベースとして飾ってみようかな、と考えています。こんな派手なルックスだから多くの人に手に取ってもらった方が面白いと思うので。

 

というわけで、以上をもってこのシリーズを終わります。

お付き合いいただきありがとうございました。

実はグレコの中古ベースを所有しています。1979年のフジゲン製。


 

半年前、ふらふらと某リサイクルショップをうろついていたら本機が展示されていました。「グレコか。なつかしいなあ。」と冷やかしで試奏したら、意外なほどこなれた太い音がする。

 

試しにトーンを最高値にしたり、フロントカットでリア最大にしても高音が痛くない。逆に高音全カットしても音がヌケてくる。「あれ?いい音する…」って感じでした。


 

かなり弾きこまれた楽器なんだろうなあと前(もしくは歴代)オーナーに感心したと同時に、40年近くたっても現行機と同等のプレイアビリティのベースを作っていた、当時のグレコのOEM、フジゲン(富士弦楽器)にも敬意を覚えました。

私は「ジャパンヴィンテージ」という詐欺まがいの造語が嫌いですが、これは「ちょっとだけよ、あんたも好きねえ」程度のなんちゃってヴィンテージとして許されるかも、と少し柔らかい気持ちになり、ふと値段を見ると¥19,800。

 

えー、これ¥80,000位の音(新品6万のベースががんがん弾きこまれエイジングされ、2万位価値が上がった感じの音)がするのに。ちょっと興奮したので、購入意欲がわき、本気で観察しました。

すると、

①おそらくフレット擦り合わせ済。7分程度残っている。
②ネックはほんの少しねじれて、一弦高音部がビビる
③ネック3ピース位。ヘッド5ピース位。面白い。
④メイプル指板が経年変化で杢ってる。
⑤ボディ、ブリッジ側のストラップピンが穴あいて欠落。

充分掘り出し物と感じつつも、私は性格がよくないので、店員さんに②と⑤をつついて交渉するともう少し下がりました。

超お買い得。言い方は宜しくないですが、おそらく転売しても利益出る(もちろんしませんよ)。

 

いやあ、ハイエンドもいいけれど、こういう昔の日本ベースもなかなか味わい深い。

いいなあ、これ。楽器って本当に楽しいですね。

 

※後日、ピン穴は埋めて新品を載せました。

楽器売却の際は、名残惜しいので写真を撮ってパソコンに保存しています。が、愚かな私は保存したことすら忘れます。そんなパソコンのフォルダも「断捨離」で削除作業を進めているので、いくつかの画像はここに残し、今はいない楽器たちを懐かしみましょう。

(以上、テンプレ)

 

③「キャンディアップルレッドのフェンダージャパンB75-95US。90年後半~2000年くらいのもの。」

70年代のフェンダーを意識した個体。

ボディ:ライトアッシュ

ネック:ローズウッド

ピックアップ:US製

でしたが、ヴィンテージでもないので実戦使用にしたいと思い、

ピックアップ→フェンダーカスタムショップ製

 

アッセンブリ→SONICのJBターボ

に変更しました。

よってヴィンテージ風の素朴な太さは後退したものの、輪郭の整ったミドル増しになったので満足。

 

今は友人の手に渡りましたが、もともとネックが動く子だったのでこの季節心配ではあります。

「メンテはいつでもするから反ったら言ってよー」と声かけしたけど、今はどんな感じなんだろう。

 

 

 

先程デッドストックになっているGOTOHのPUをヤフオクに出品してきました。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c672007502

 

衝動買いしたものの購入後一回も触らず。ごめんなさいです。

 

 

 

「あ~あ~日本のどこかに~私を待ってる人がい~る~」

と、いい日旅立ち気分で巣立ってほしいなあと思います。

 

(メーカーサイトより)

セラミックマグネットを採用した、程よいパワーとアタック感を合わせ持った、ワイドレンジなサウンドが特徴のモデル。

DC.R / 9.48KΩ

Magnet / Ceramic Bar

 

楽器売却の際は、名残惜しいので写真を撮ってパソコンに保存しています。が、愚かな私は保存したことすら忘れます。そんなパソコンのフォルダも「断捨離」で削除作業を進めているので、いくつかの画像はここに残し、今はいない楽器たちを懐かしみましょう。
 

 

②「フジゲンのジャズべ(NCJB-10M/ASH/3TS新品購入)」

・ライトアッシュのサンバーストボディ
・メイプル指板のブロックインレイ
という70年代フェンダーを意識した仕様。

 

感想としては
・木材がいいから当たり前にいい音がする。
・ボディとネックの鳴りがよい。互いに振動を伝えあっている。 
・鳴りが上品。締まっている。 

・ネックもヘッドも木目の浮かび方がキレイ
・メイプル1ピース、さすが
・パッシブならば10数万近い音に匹敵
・これが6万代とは良心的。
・良く言えばいかにも日本らしい、緻密で正確な、気のきいた楽器 
・悪く言えば海外製のような、強烈な個性はない、ソツのない楽器

でしたが、その後リンディフレーリンのPUに交換したら多少トレブリーになり、なかなか元気なサウンドなりました。新品という事もあり、いい意味でカタめの抜ける音だったかな。

 

とはいえ、当時は似たような音を出すジャズべを二本所持しており(moonジャズべとフジゲンジャズべ)、三番目ということで出番がほとんどなく、2016年頃放出。ヤフオク出品して4万後半だったかな。がんがん弾かれてるといいなあと思います。

諸般の事情により、さよならしたベースたちを記していこうと思います。

 

2012年頃手に入れた80年代フェンジャパプレべ。フジゲン製。

ヴィンテージプレべ風ルックス、アノダイズドPGとサンバーストの組み合わせが格好いい。

 

 

難あり、ということで格安で売りに出されていました。

曰く

・ボディにザグリあり

・電気系統サビサビでガリあり

 

いくらかは忘れたが3~4万代だったような・・・。

 

ボディのザグリはこんな感じ。

※上部のアッセン部、PU、ブリッジ、導電塗料は私が既に手を加えた後です。

 

 

木目に沿って削り出されたネックが美しく、そして強かった記憶があります。

 

 

アッセンブリの金属部がかなり腐食してガリガリしてたので、替えました。

 

ブリッジは余っていたゴトーに替えてみたりもしました(すぐ純正に戻したけど)。

 

背中も美人。

 

音は、フレットが細目なのもあって、プレべにしては美人な音でした。さすがフジゲンさん。

機材整理でヤフオクで出品し、買値同等の値段で引き取られていきました。

 

今はどこで弾かれているのかな。元気にしてるかな。

前回の話の続き。

 

ほぼ完成間近で、あとは

①ブリッジ

②ノブ

③プレート

④PG用ねじ

⑤ネックジョイントプレート

⑥ストラップピン

⑦ヘッドにつけるテンションバー

⑧金メッキピックガード

⑨ペグ

を組み込むだけ。

 

現在、「ほぼ」出来上がっています。

 

しかし、微調整がまだ上手くいかず「完成」と言うには憚られます。弾き心地と音の安定感がもう少し欲しい。

 

一応全体像をのせますね。

 

 

 

 

 

艶やかなルックスから、この子をスケベイ・・もとい「スケベース」と名付けました。

なぜそう呼ぶのかわからぬキッズはまわりの大人に聞きなさい。

 

というわけで、ヘッドにも控えめながら「Custom SKBass」と刻印しています。

 

さて、未完成ポイントは
①ネックとボディの接地具合の調整

②ネック反りと弦高のトータルバランスを見極めた調整
③オクターブ調整

④ピックアップの高さによる出力最終調整
⑤ピックガードの位置がやや右寄り

といったところでしょうか。

 

とはいえ、特に①~④を追い詰めるとプロの領域で、私がいくらやっても納得いくところまではいけない気がします。最終仕上げは伊禮リペアマンにお任せしたい。しかしこの素人が作ったおもちゃを投げつけていいのだろうか・・・。

 

まあ間違いなく持っていくでしょうが。

 

で、ちょっと自宅アンプで音出ししたところ、意外にも太くて芯がある。なかなか悪くない。バルトリーニPUのおかげかうまくまとまっています。あとは細かく調整して、スタジオで確認してみましょう。
(まだ続く)

私のMayonesジャズべ(jabbaシリーズというらしいです。よくはわかりませんが)は、音がどのジャンルににも高いレベルで溶け込む上に、見た目も美術品のようで美しい。

 

とんでもなくイケメンボイスの声優が、イメージ通りのイケメンだったらズギュンと惚れますよね?その感覚です女子諸君よ。


トップのバールメイプルが素晴らしい杢目をしています。
黒のピックガードがついていてこれはこれで格好いいのですが、個人的には取り外して全てを晒したい。

画像に含まれている可能性があるもの:ギター

 

とはいえ、個人的にピックガードはあった方が弾きやすい。うーむ。

 

「・・・なら、透明のピックガードを作ればいいじゃない。」

 

と天啓を受けまして、いつもお世話になっているリペアマン伊禮氏に作製をお願いしておりました。
引き取りに行って対面した印象は・・・

 

超美しい(恍惚)。

 

画像に含まれている可能性があるもの:ギター

 

「う・つ・く・し・すぎーるー」とジュリーの『危険なふたり』を口ずさみたくなるくらいの麗しき杢目。

いやあ、なにこれ。なぜこれを隠すのか。

PU付近のイエス・キリスト風陰影も露になりました。


自動代替テキストはありません。

ウェンジの境界線がたまりませんね。

今晩はこの子を眺めながら晩酌します。

ああ美しい。

思春期から弾き続けて20数年、のmoon正妻ベース(いわゆるムーニー期のジャズべ)がここ1年すこぶる調子が悪いです。

 

人間ドック的に定期メンテを出しているので、ネックが曲がったとかパーツ劣化とか形状的な変化はないのですが、どうも最近余分な倍音というか雑音というか、押弦している音程以外の、音揺れを感じます。鳴りが良すぎる、というのかな。

過去、問題が生じたときに

・フレット打ち直し

・金属パーツ更新

といった対策で回復してきましたが、何というか今回はそれらとも異なる内部的な要因がありそう。

 

もともと個体の良いフェンダーUSAのようにガンガン鳴るベースだったので当初は気にしていなかったのですが、どうも最近は音の芯が拡散していく。

 

どうしたものか。まあ素人が考えてもしょうがないので、来週明けにでもプロに相談してみます。

 

いやあ。困った困ったこまどり姉妹。

 

前回の話の続き。

 

ジャズベースのボディ製作、いよいよ大詰めです。

クリヤラッカーを分厚くなるまで三日くらい毎日塗布。その後二週間位放置し、乾いた表面をサンドペーパーで水研ぎしてラメの突起がなくなるまでつるつるにします(これが地味につらかった)。

 

そしてまたラッカーを上塗りして光沢を維持・・・。

計4缶くらい使った気がします。
 

さて、そんな苦労を経て、乾燥したボディをコンパウンドでピカピカに研磨しましょう。

 

私はもともとインドアで無教養な人間なので、「コンパウンド」というものを知りませんでした。磨き剤ですね。これをつけてこすると市販品のようなツルツルピカピカな表面に仕上がります。

身近な例でいうと歯磨き粉みたいなものでしょうか。

 

ホームセンターなどにあるこれら(細目から鏡面用まで)を手に取って、良さげなものをボディにのっけて専用スポンジでキュッキュッっとこすります。

 

長女がやりたいというので手伝わせてみます。

もちろん、オール手動だと大変なので電動のポリッシャーで満遍なく鏡面仕上げにしました。

いやあぴかぴか。

 

どうせなら悪趣味なくらいゴージャスにいこうということで、金属パーツも金メッキ仕様に統一。

すごい図ですね…。

 

あ。何気にネック裏のも金ラメ仕様にしました(ここも相当苦労したが、相当長い話になるのでなくなくエピソードをカット)

 

ヘッドのデカールを作成し(※この作り方はそのうち書きます)、貼って透明ラッカー塗布&塗布→磨き、マッチングヘッド完成。

 

今回取り寄せたのは

①ブリッジ

②ノブ

③プレート

④PG用ねじ

⑤ネックジョイントプレート

⑥ストラップピン

⑦ヘッドにつけるテンションバー

⑧金メッキピックガード

⑨ペグ

 

です。すべて金メッキ仕様をチョイスしました。

①~⑦は某サウンドハウス(以下SH)さん

⑧はSHになかったので専用業者から取り寄せ。

⑨はSHにあったものが全部高かったので(もちろんゴトー製とか品質はいいんでしょうがね…ちょっと予算オーバーで…)アマゾンで手に入れた謎の安い金メッキペグです。


あとはアッセンブリを作成して、ピックアップのっけて調整ですね(これが地味に時間かかる)。
ピックアップはどうしようか。

これも黄金色にしようかな。

 

あと2回位で完結すると思います。