読み比べてみよう。任天堂社長岩田氏とSCE社長久夛良木氏のインタビュー | PLAYS(TAT)ION3はコケると思うblog

読み比べてみよう。任天堂社長岩田氏とSCE社長久夛良木氏のインタビュー

今回の次世代機戦争は、各社の考え方が対照的で面白いです。ある意味思想戦争w かねがね自分が、野球版の視スレとゲーハー板のコケスレの雰囲気が似てると感じてきたのは、古い発想を維持し続けようとする勢力と、新しく説得力のある思想を提案して旧勢力にとって代わろうとする勢力の、一種の擬似革命観察スレ的な所が両者の共通点と思えたからです。

 で、今日任天堂とSCEの社長のインタビューが同時にあったんで晒しますが。


久夛良木氏のインタビュー↓

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0607/kaigai276.htm


岩田氏のインタビュー↓

http://www.famitsu.com/game/news/2006/06/07/103,1149672727,54492,0,0.html


えー・・・、私正直、久夛良木氏が何を言いたいのかトント理解できませんでした。なにせしがないライトなデジモノコレクターなもので、PCマニア的な知識は一切ありませんものですから。「だって、僕らはゲーム機って言ってないじゃない(笑)。PS3は、今までのPSと違って明快にコンピュータだから」との発言があるんですが、で、何ができるようになるの?という根本的な疑問が全く解消されんです。プロモーションの基本は如何に新しい価値、新しい生活、新しいアソビを提案できるかなんだけど、技術屋のクタにはそれがわからないのかなぁ。

 実はこの件でXbox360は、プロモーションの教科書に悪い例として乗せてもいい位のとんでもない失敗を犯してます。ま、これについては後日。

 対して岩田氏の言ってる事は非常にスッキリと理解できます。Wiiが成功するしないは別としてね。

 それに、Wiiのプロモーションのスタイルもいい。従来のゲーム機との違い、新しいアソビを明確に提案できている任天堂のプロモーションは高評価です。その点が、PS2との差別化に失敗していたゲームキューブとは根本的に違うので、自分も期待してるんですよねぇ。


 ところでWii陣営の、500円~1000円でゲームをネット販売したいという考え、ファミコン全盛期にディスクシステムでやろうとした事と似てるんですよね。

 ディスクシステムを知らない若い方はこちら↓(てウィキじゃん!)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0

他にもサテラビューなんてありましたねぇ。インターネットが単なる米軍の情報ネットワークシステムだった時代に無茶やったもんですがw ゲーム情報をネット配信するというのは、ある意味任天堂の悲願だったのかもしれないですね。

 枯れた技術の水平思考という言葉に象徴される任天堂の保守的な姿勢ですけど、時々とんでもない場外ホームランをかっ飛ばしてくれるので油断ならない企業ではあります。バーチャルボーイとかバーチャルボーイとかバーチャルボーイとかバーチャルボーイとかw